ヘレステスト3日目の19日、ようやく天候に恵まれたものの、BMWザウバーの小林可夢偉はフュエルシステムのトラブルのため、28周しか走行できなかった。
ペドロ・デ・ラ・ロサから作業を引き継いだ可夢偉だが、セッションの早い段階でトラブルが発生、5時間以上をピットで過ごすことになった。せっかくのドライコンディションでありながら、十分な走行ができず、可夢偉は1分22秒228のタイムで11人中8番手となった。
「もちろん完璧な一日とはいえません」と可夢偉。
「でも、開幕戦でテクニカルトラブルが出るよりは、今出てくれた方がいい。あまり走れなかったけれど、いくつか学ぶことはあったので、明日はそれを元に作業を行います」
テストエンジニアのトーマス・ハンシッカーは、ドライコンディションで走れなかったことは残念だが、翌日に遅れを取り戻すことはできると述べている。
「今日はコンディションはよかったものの、あいにくそれをうまく活用することができなかった。フュエルシステムのトラブルでかなりの時間をロスした。しかし予報では明日の天気もいいようなので、予定のプログラムの重要な部分を終えることはできると思う」