BMWザウバーF1チームは、バレンシアF1合同テスト最終日にペドロ・デ・ラ・ロサが2番手タイムをマーク、C29は3日連続で2番手を獲得、総合でも3位に小林可夢偉、4位にデ・ラ・ロサが入り、好調の中でシーズンオフ最初のテストを終了した。
3日、デ・ラ・ロサは午前中にウイリアムズのニコ・ヒュルケンベルグと接触する事故があり、マシン修復のために1時間半をロスしたものの、計80周を走行、1分12秒094のタイムでこの日2番手となった。
テスト初日はデ・ラ・ロサが担当し2番手、2日目は可夢偉が2番手、3日目は再びデ・ラ・ロサが走行し2番手、3日間総合では可夢偉が、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサのフェラーリ勢に次ぐ3位、わずかの差でデ・ラ・ロサが4位に続いた。
バレンシアのテストを振り返り、テクニカルディレクターのウィリー・ランプは次のようにコメントしている。
「最初のテストにはとても満足している。合計1001kmを走破し、マシンに信頼性があることに加え、期待どおりのレスポンスをすることを確認できたのは重要なことだ」
「マシンについてのふたりのドライバーのコメントは、基本的に一致してそれを裏付けるものであり、そのおかげでチームは正しい方向に向けて作業を進めることができる」
来週ヘレスで行われる合同テストでは、10、11日は可夢偉、12、13日はデ・ラ・ロサがテストを担当する予定となっている。