ザウバーの小林可夢偉は、今週末のF1最終戦ブラジルGPでロックバンドのリンキン・パークがデザインしたチャリティーヘルメットを被ることになった。
これは、リンキン・パークが進める国際的なチャリティー組織“Music for Relief”を通じて行われる日本へのサポートプログラムで、バンドのプロデューサー兼メンバーであるジョー・ハーンが可夢偉のために個人的にデザインしたヘルメットをオークションに出品するというものだ。
「僕は長い間、リンキン・パークのファンだった」と可夢偉。
「彼らの音楽が好きで、バンドの社会的な貢献にも感銘を受けている。彼らとはシンガポールGPのコンサート時にパドックで個人的に会い、とても興奮した」
「僕たちはそれ以来、連絡をとりあっており、今回ジョー・ハーンが僕のためにヘルメットをデザインしてくれることになってとても喜んでいる。僕の国の再建に協力してくれる“Music for Relief”に多くのお金が集まることを期待している」
ヘルメットをデザインしたジョー・ハーンは、「日本のために資金を集める努力を続けながら、可夢偉のために何かを作るのは楽しい機会だった」とコメントしている。
シンガポールでは、可夢偉のパーソナルスポンサーであるグッド・スマイル・カンパニーがバンドのメンバーをパドッククラブのゲストとして招待した。また、アライヘルメットが今回のために用意したヘルメットはそれ自体でおよそ3500ユーロ(約36万円)の価値があるものだという。
この“Music for Relief”は2005年以来、被災者や環境整備プロジェクトのために500万ドル(約3億8500万円)以上を集めており、そのうちの70万ドル(約5400万円)は今年、東日本大震災に見舞われた日本を支援するために寄付されている。
このオンライン・オークションは、ロサンゼルス時間で24日9時(日本時間25日2時)にオープンし、2011年12月19日(月)の14時(日本時間20日7時)に終了する。
オークションサイト:http://bit.ly/kamuihelmet
