ケータハムの小林可夢偉は、今週末の中国GPには新パーツが導入されることもあり、マルシャから再びコンストラクターズ選手権10位の座を奪い返せることを期待していると語った。

　ケータハムはマレーシアGP後にランキング10位につけたが、バーレーンGP後、マルシャに抜かれて最下位11位に落ちた。

「上海は4戦のフライアウェイの最後です。ここではいつも熱狂的に応援してもらえるし、技術的にもかなりやりがいのあるコースです」と可夢偉はチームの公式サイトにおいて語った。

「前回ここでレースをしたのは2012年。予選で4番手を獲得しました。それはその時点で僕にとってもチームにとってもキャリア最高位でした」

「ルイス（・ハミルトン）に問題があったため、僕は3番グリッドにつきました。でもスタートでマシンにトラブルがあり、発進した直後に大きく順位を落としてしまいました」

「今年はそれほど上位からスタートできないことは分かっていますが、それでもいいレースができれば嬉しいです。チームの全員がそのために全力を尽くしてくれています」

　ケータハムはライバルのマルシャより純粋なペースはよく、さらに中国では新しいパーツも導入されるため、好結果を出すことを狙っていると可夢偉は述べた。

「このサーキットのセットアップで重要になるのは、高速コーナーで必要なダウンフォースと今年最長の部類に入るストレートのための低ドラッグをうまくバランスさせることです」と可夢偉。

「マレーシアで僕らは直線スピードは優れていたので、それをうまく活用しなければなりません。ルノーと共にエネルギーマネジメントに関する向上を目指し、僕らが持つアドバンテージを最大限に生かしたいと思っています」

「このサーキットでは、風速と風向きがマシンのハンドリングに大きな影響を及ぼします。3回のプラクティスの中でこの部分にも集中して取り組む必要があります」

「いい状況でヨーロッパラウンドに向かいたいと思っていますし、全員がそのために必死に努力しています。どのチームもスペインには大きなアップデートを持ち込みますが、僕らは中国にもいくつか新しいパーツを導入します。もちろんそれに加えて自分たちの力を出し切らなければなりません」

「直近のライバルたちと比べて、純粋のペースでは僕らの方が少し勝っており、それによってバーレーン決勝中のほとんどの時間でいいポジションを走れました。ただ最終スティントがうまくいかず残念な結果になりましたが」

「日曜にこのパフォーマンスを利用し、自分たちが望む位置に戻り、そこから1戦1戦向上していくことを目指すつもりです」