F1カナダGPで9位に入った小林可夢偉は決勝レースを振り返るなかで、時にリスク覚悟の戦略を獲ることも大事だと述べた。

 予選で11番手につけた可夢偉は、決勝をスーパーソフトタイヤでスタートし、序盤のピットストップでソフトタイヤに交換した。しかし、その後は一度もピットインすることなくレースを走り、最終的には9位のポジションでチェッカーを受けた。

「決勝レースの戦略は当日の朝に決まって、僕は新品のスーパーソフトタイヤでスタートする2ストップでした」と可夢偉は自身の公式サイトで語っている。
「もし1ストップだったら絶対プライムスタートという意志は伝えていたんですけどね。とにかく事前のシミュレーションでは2ストップの方が速いということもあって、僕は2ストップで確実にポイントを目指すという戦略でした」

 しかし可夢偉の描いていたレースは、24周目のピットストップ後に大きく変わることになる。このストップでソフトタイヤに履き変えた可夢偉に、チームから1ストップへの変更が伝えられたのだ。
 これで残りの46周をソフトタイヤで走ることになった可夢偉は、終盤のタイヤの摩耗に加え、フォース・インディアに前を阻まれたことが重なり、最後は9位でフィニッシュした。

「タイヤの状態がいいときはペースもよかったんですけど、結構最後のほうはズルズルで大変でした」
「戦略やレース展開を考えると9位というのは僕としては最大限の結果だったと思います。チームメイトのチェコ(セルジオ・ペレス)も3位に入り、チームとしてたくさんポイントを獲れたのでいい週末になったと思います」

「今回、正直カナダでここまで戦えるというのは僕もサプライズだったし、暑いコンディションでもクルマが速いということは収穫でした。それにスタートもずいぶんと良くなった一方、戦略の面では、時にはリスク覚悟の戦略を獲ることが大事だと感じました」

「次のバレンシアはもっと暑いなかでのレースになると思います。ほんの少しクルマが速くなるだけで、ずいぶんと世界が変わるしもっと沢山ポイントを獲れるように頑張ります」

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