2012年F1第15戦日本グランプリGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがQ3でトップタイムを記録し、今季4回目となるポールポジションを獲得した。ザウバーの小林可夢偉は4番手を獲得した。
日曜の決勝グリッドを争う注目の予選は午後2時にスタート。戦いの舞台となる鈴鹿の天候は曇りで路面もドライ。気温26度、路面温度32度というコンディションでノックアウト方式にQ1、Q2が行われ、レッドブルとマクラーレン、ロータス、ザウバーの各2台とフェラーリのフェルナンド・アロンソ、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグという10台が最終セッションのQ3に進んだ。
Q2敗退を喫したメルセデスのミハエル・シューマッハーは前戦シンガポールのペナルティですでに10グリッド降格が決定済み。マクラーレンのジェンソン・バトンもギヤボックス交換のために5グリッド降格することが決まっている。
可夢偉のQ3入りで注目が集まったQ3は、ベッテルがファーストアタックで1分30秒839をマークし、今季4回目のポールポジションンを獲得した。2番手にはマーク・ウエーバーがつけ、レッドブルがフロントロウを独占。3番手にはジェンソン・バトンが入った。
可夢偉はセッション終盤にコースインして1回アタックにかけると、4番手タイムをマーク。3番手のバトンが5グリッド降格になるため、決勝は3番グリッドからのスタートとなる。
ただ、可夢偉のアタック中にキミ・ライコネンがコースオフしてイエローフラッグが出されていたため、この間にベストタイムを記録した可夢偉は4番手タイムを抹消される可能性がある。