F1開幕戦オーストラリアGP決勝で、ケータハムの小林可夢偉は0周リタイアに終わった。
14番グリッドから好スタートを決めた可夢偉だったが、1コーナーのブレーキングでタイヤをロック。マシンのコントロールを失うと、前を走るフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)のリヤに激しく追突してランオフエリアに消えた。可夢偉はフェラーリのキミ・ライコネンにも軽く接触している。
レーススチュワードは可夢偉をレース後に審議することを決定。今年はペナルティポイント制度が導入され、累積12ポイントで次のレースに出走できなくなる。
レースはスタートがやり直しとなり、4周目にはポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)がストップ。続く5周目には前年王者のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)もトラブルでリタイアするなど、波乱の展開となった。
優勝は3番グリッドから独走したメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ。レッドブルのダニエル・リカルドがオーストラリア人ドライバーとして初の母国表彰台となる2位に入り、マクラーレンの新人ケビン・マグヌッセンもデンマーク人として初の表彰台となる3位を獲得した。
フェラーリのフェルナンド・アロンソは5位でチームメイトのキミ・ライコネンは8位でフィニッシュ。トロロッソのロシア人ルーキー、ダニール・クビアトは10位に入り、史上最年少入賞を果たしている。
完走扱いとなったのは22台中14台だった。