今季、スーパーGTにも参戦する吉本大樹が、2012年のスーパー耐久シリーズにOTG Motorsportsから参戦することを発表した。
2011年はST-3クラスでTRACY SPORTSのレクサス IS350をドライブした吉本だが、今季はOTG Motorsportsが仕立てるシリーズ初登場のレクサス GS350をドライブすることになった。マシン名は「PETRONAS TWS GS350」で、ペトロナスのフルカラーリングとなる。
このレクサス GS350は、先月開催された東京オートサロンで、昨年もレクサス IS350をサポートしていたホイールメーカーのTWSブースに展示されていたST-3クラス用マシンだが、オートサロン当時はスーパー耐久に参戦する以外に詳しい情報は明らかになっていなかった。
吉本のメームメイトには、昨年もチームを共にした小林敬一と佐藤晋也のふたりに、脇阪薫一がCドライバー兼監督として新たに加わることになっている。
「昨シーズンは自分にとっての箱車デビューを果たしたチームでスーパー耐久ST3クラスに参戦させて頂きましたが、NSXやRX7、Z34やZ35という元々スポーツカーとして作られたライバル勢に対してLexus IS350といういわばセダンでの戦いは楽なものではありませんでしたが、終盤にかけてパフォーマンスを上げていくことができ、今シーズンに向けての準備期間であった大阪トヨペットグループ(OTG)のモータースポーツ担当メカニックの面々にとって大きな経験になりましたし、自分にとっても非常に貴重な経験となりました」と、吉本はコメントしている。
「今シーズンはOTG自社でのエントリーとなり、全て自社でオペレーションを行うことになります。ドライバーラインアップは去年と変わらない3人の他に、私と同じくOTGで契約している脇阪薫一さんが加入し、小林選手と二人でランダムにドライバー、そして監督という役割を果たしてくれます」
「OTGの掲げる長期のプロジェクトの第2の幕はLexusのGS350というIS350と比べても一回り大きいマシンでの戦いとなり、序盤は苦戦も強いられるかと思いますが、パフォーマンスに優れたチームメカニック、そしてチームのメインスポンサー様であられるPETRONAS様のサポートのもと、スピードのある開発でより早い段階で勝負争いに食い込んでいくことに全力を注ぎたいと思います」
「今シーズンも開発を含めた重要な任務を頂いた事に感謝するとともに、この全ての活動を通じてクルマ本来の楽しさを幅広く伝えていければと思っています。応援の程よろしくお願い致します」
2012年のスーパー耐久は、3月24日と25日に富士スピードウェイのワンデーイベントで幕を明ける。