F1第10戦イギリスGPは土曜日朝に3回目のフリー走行が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。2番手はマーク・ウエーバー(レッドブル)、3番手はフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)となった。BMWザウバーの小林可夢偉は14番手、HRTの山本左近は24番手となっている。
2日目を迎えたシルバーストンは初日に引き続き晴れ間が広がり気温も22度、路面温度は27度というコンディションで午前10時からのセッションを迎えた。午後に予選を控えるなか、各ドライバーたちはコースオープンとともに最初に1周のインスタレーションラップを行っていった。
セッションが始まりまず口火を切ったのはロータスのヤルノ・トゥルーリで、開始10分過ぎに最初のタイムをマークする。ヴァージンのティモ・グロックも同じく走行を開始するが、こちらは早くもスロットルのトラブルに見舞われ、スロー走行のままなんとかマシンをピットまで戻している。
その後、コース上では多くのマシンが計測ラップを行っていき、開始25分過ぎにはウイリアムズのルーベンス・バリチェロが1分31秒台に入れると、ルノーのロバート・クビカがさらにそのタイムを上回ってくる。
一方、初日からなかなか調子の上がらないマクラーレンは、新たにアップデートを施したブロウン・ディフューザーを取り外してこの日の走行に臨んでいるが、ジェンソン・バトンがコースオフをするなど、未だマシンのセッティングに苦戦している様子がうかがえる。
セッションが折り返しを過ぎてからは、初日に好調な滑り出しを見せたフェラーリのアロンソがアタックを始め、計測1周目でトップタイムをマークしてくる。アロンソは続く2周目でもベストタイムを更新するとさらに3周連続でベストタイムをマークするというパフォーマンスを見せた。フェラーリは特に連続する高速セクションのセクター1、2で最速タイムを記録している。
セッションが残り20分を切ると、レッドブルのベッテルがアロンソのタイムに迫る走りで2番手タイムをマークするが、アロンソも自らのタイムをさらに更新し、チームメイトのフェリペ・マッサも3番手までポジションを上げてくる。その後、フェラーリ勢はピットに戻ったが、ベッテルはなおも走行を続け、残り15分というところでようやくアロンソのタイムを更新、タイムも今グランプリ初となる1分30秒台に入れてきた。
終盤は一度ピットに戻ったマシンがここで初めてオプションのソフトタイヤを履くと最後のアタックを開始していく。
ここではベッテルがさらなるタイム更新を期待させたが、アタックラップのストレートでマシンがボトミングした際に、ノーズが外れかかるというトラブルに見舞われてしまう。ベッテルはそれまでのタイムでセッション全体のトップこそ守ったが、予選に向け若干の不安を残してセッションを終えることに。またライバルとなるアロンソも終盤はアタックを行わず、ガレージ内でマシンの整備に追われるなど、こちらも万全なかたちでの終了とはならなかった。
