F1第8戦ヨーロッパGPの公式予選Q1は、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は17番手でQ2に進出した。
予選最初となるQ1は現地時間午後2時からのスタート。天候は快晴、気温27度、路面温度は44度を記録した。直前のフリー走行でスピンを喫し、ノーズとタイヤにダメージを負った可夢偉はマシンを無事修復し、セッションのスタートを迎えた。
全24台が参加するQ1が始まると、上位勢はミディアムタイヤでアタックを開始。そのなか、まずはレッドブルのマーク・ウエーバーが最初にトップタイムをマークするが、すぐにセバスチャン・ベッテルが1分39秒台に乗せトップを奪取。フリー走行から好調をキープしていたフェラーリのフェルナンド・アロンソは、なかなかラップをまとめることができず、逆にマクラーレン勢がタイムを上げてくる。
そのマクラーレンは、セッションの折り返しを前にジェンソン・バトンが暫定トップに立つと、ルイス・ハミルトンもトップタイムをマークする。しかし、いずれもマクラーレンのタイムはベッテルよって更新され、そのままベッテルがトップでセッションは終盤を迎えた。
終盤に入ると、ミディアムタイヤのウエーバーやフェリペ・マッサがノックアウトゾーンに陥るが、ソフトタイヤに切り替えたマッサはトップタイムとなる1分38秒413を記録。ウエーバーもなんとか16番手で持ちこたえ、可夢偉が最後の17番手でQ1脱落を逃れた。
ここでは、トロロッソのハイミ・アルグエルスアリがロータス、HRT、ヴァージンとともに脱落となった。
