バーレーンでシーズン前最後のF1合同テストがスタート、初日の27日、フォース・インディアのセルジオ・ペレスがVJM07で走行を行った。
ペレスは午前中に1分35秒290のトップタイムをマーク、ほとんどのチームが決勝向けの作業あるいはトラブル・シューティングにあたっていたこともあって、このタイムは午後にも破られず、27日総合首位となった。
ペレスは午前中はタイヤテストを行い、さまざまなコンパウンドでデータを集め、セットアップ最適化の中で何度かパフォーマンスランも行った。
午前中の作業が順調にいったため、チームは午後にはロングランに取り掛かり、レースシミュレーションを実行。ペレスは1日の中で合計105周を走行している。
これまでのテストではトラブルに見舞われてきたペレスは、今回が彼にとって初の「本格的なテストデー」だと述べている。
「今日僕らは大きく前進した」とペレス。
「作業の面でも学習の面でも、素晴らしい一日だった」
「こういう一日が必要だった。すごく嬉しい。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、大きく前進することができた」
「今年のマシンに関してはたくさんのことを学ばなければならないのに、今まで僕はそれができなかった」
「明日は開幕戦メルボルンの前にマシンに乗れる最後の機会だ。明日も順調に進み、いい一日になるといいね」
メルセデスのパワーユニットを使用するチームはどこも好調なだけに、今年は大きな目標を掲げていきたいと、ペレスは述べた。
競争力において自分のチームの今の位置が分かっているかと聞かれたペレスは、「全く分からない。でも懸命に努力している」と答えた。
「不可能なことなんてないから、僕らは大きな目標を持つべきだ。自分たちの位置は分からないけれど、それほど悪くはないと確信している」
ペレスは28日には異なるセットアップを試す予定となっている。
「試してみたいセットアップの方向性がいくつか残っている。明日は今日とは全く異なるマシンを走らせる予定だ。それをうまくやるのは難しい作業になると思う」