IZODインディカー・シリーズ第17戦ホームステッドに挑んだロータス/KVレーシングの佐藤琢磨。難コースといわれるマイアミ・スピードウェイを37周走行し、15番手のタイムをマークした。

IZODインディカー・シリーズ第17戦ホームステッド
プラクティス1:15番手

 インディカー・シリーズは早くも2010年の最終戦を迎えた。今年もフィナーレの舞台はフロリダ州ホームステッドだ。フロリダ半島最南端の地は10月を迎えても温暖な気候に恵まれており、走行の始まった今日の日中の気温は摂氏30度にも達した。インディカー・ルーキーの佐藤琢磨がホームステッド・マイアミ・スピードウェイを走るのは今日が初めてだが、この1年間、ほぼ全てのレースを走行経験ゼロのサーキットで戦ってきた琢磨は、もはやそんな難しい状況にもずいぶんと慣れ、コースを覚え、特徴を掴み、ラインを研究し、マシンのセッティングを向上させるという多くの作業を同時に、そして淡々とこなしていった。予選前にスケジュールされているのは1時間のプラクティスセッションのみ。ここで琢磨は37周を走行し、31周目に自己ベストとなる25秒3904=平均時速210.552マイルを記録した。この数字は27台出走中の15番手にランクされるもので、KVレーシング・テクノロジーの3人の中ではトップであった。

Q:もてぎからマイアミの間がハードスケジュールだったみたいですね?
琢磨:グルグル回ってきました。東京からアメリカのデンバーへ戻って、そこには24時間だけいて、ヨーロッパに飛んでモナコに2日間いて、パリに20時間だけいて、昨日イギリス経由でこちらに来ました。

Q:マイアミの1.5マイル・オーバルはどうですか? 走ってみて、また他の1.5マイルと違った印象ですか?
琢磨:これもまた全然違いますね。トップチームでさえここにテストにくるっていう理由がわかりました。凄いチャレンジングだし、難しい。まず、ものすごいクルマが滑りやすい。バンクの角度はコーナーに入ってから急になるんですけど、ここってローレーンとハイレーンで全然バンクの傾斜角が違うでしょ? だから下のラインは結構緩やかなんだけど、Rがキツイ。それでクルマはアンダーステアとオーバーと両方出てきちゃうんですよね。

Q:セッティングが非常に難しい。
琢磨:ダウンフォースをつけ過ぎると遅くなっちゃうし、マシンのセッティングをまとめるのが難しい。今のセッションだけで全部を掴むのはちょっと無理っていうぐらい、結構やることがいっぱいありました。

Q:上のレーンを走っても、下をレーンを走っても安定して速いマシンとするのが大変なんですね?
琢磨:そうですね。僕らはそれがまだできてない。今の1回目のプラクティスは、自分たちとしては予選に向けてっていうのもあったのんです。走っていてラインが膨らんでしまって、必然的にローレーンとハイレーンと両方走ったりもしてました。

Q:レースに向けての準備という点では、どうですか?
琢磨:レースに向けては、今日の午後というか、夜のプラクティスセッションで試します。今のセッション、トラフィックの中ではクルマが動いて、ナーバスで、怖くて走れなかったですね。

Q:予選も重要ですが、何といってもレースに向けてのプラクティス2が重要ということですね?
琢磨:そうですね。今は予選に向けてコースを覚えることと、クルマの根本的な、最初のセットアップの確認をした、というところまででした。そこまでに関しては、不具合も見えたので、予選に向けてはもうちょっとスピードアップができると思います。でも、ホームステッドはタフなコースです。

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