スーパーGT第6戦富士は予選スーパーラップが行われ、予選1回目をトップで通過したDENSO SARD SC430がポールポジションを決めた。好調SC430勢はトップ5を占めることに。GT300クラスは初音ミク グッドスマイル BMWがポールポジションを獲得している。

　快晴のまま迎えたスーパーGT第6戦富士の予選スーパーラップ。GT300クラスのスーパーラップは、初登場のART TASTE GT3Rから各車順当にタイムを更新していき、5台めとなるZENT Porsche RSRまで予選1回目と変わらない順位となっていく。

　マッハGOGOGO車検RD320Rはやや遅れたものの、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電がZENT Porsche RSRのタイムを上回りトップへ。一方、#88 JLOCランボルギーニRG-3もポジションを落としてしまう。そんな中、峰尾恭輔駆るVerity TAISAN Porscheが初めて1分43秒台に入れるタイムを叩きだしトップへ！

　最後のアタッカーとなる初音ミク グッドスマイル BMWの谷口信輝のアタックに注目が集まったが、谷口は1分43秒416という素晴らしいタイムを叩きだし、セパン戦以来となる今季2回目のポールポジションを決めた。

　続くGT500クラスのスーパーラップ。序盤はHSV-010が4台連続で登場するが、その中でトップを奪ったのは小林崇志駆るARTA HSV-010。しかし、その小林のタイムをあっさり上回ってきたのはPETRONAS TOM'S SC430。SC430勢は別格の速さでENEOS SUSTINA SC430、D'STATION KeePer SC430、そして平手晃平駆るZENT CERUMO SC430と、一気に上位を占めていった。

　残り2台となり、ミシュラン装着のS Road MOLA GT-Rがアタックするが、ウエイトが効いたかSC430勢に加えARTA HSV-010にも先行されてしまうことに。しかし、最後のアタッカーとなったDENSO SARD SC430は石浦宏明のドライブで、セクター1こそ遅れたものの、セクター2〜3と挽回。TDPドライバー同士の争いとなったポールポジション争いを制し、DENSO SARD SC430が今季2回目のポールポジションを獲得してみせた。

　この結果、明日のグリッドは5番手までレクサスSC430勢が独占。HSV-010勢最上位はARTA HSV-010の6番手、GT-R勢の最上位はS Road MOLA GT-Rの7番手となった。