フェラーリは、2012年型F1マシンの製作に関して、元フェラーリのデザイナー、ロリー・バーンの協力を仰ごうしていると報じられている。
バーンは、ベネトンとフェラーリで、ロス・ブラウンおよびシューマッハーと共に多数のタイトル獲得を成し遂げた名デザイナー。Omni Corseの報道としてYallaF1が伝えたところによると、パット・フライが、2012年型フェラーリのデザインへの協力を求め、バーンにアプローチしているという。
バーンはフェラーリでの黄金時代の後に引退し、タイで暮らしているといわれている。彼はF1の規則の解釈に長けており、フェラーリのテクニカルチーム強化を狙うフライが起用を希望しているという。
すでにフェラーリは、フェルナンド・アロンソ向けに2012年型マシンのデザインを進めている。来季型マシンは、シートポジションがより低くなり、150°イタリアが抱えていたタイヤのウォームアップの問題を解決するため、ホイールベースをより長くしているという。
フライが新車プロジェクトの全体を監督しており、ニコラス・トンバジスがデザインチームを率いている。フライは、バーンにコンサルタントの役割を依頼する考えなのではないかと予想されている。
来年こそはタイトルを獲れるマシンを作らなければならないというプレッシャーがチームプリンシパルのステファノ・ドメニカリにのしかかっている。彼は来季結果を出さなければ責任をとって職を離れることになるかもしれないと述べているということだ。