USF1は2010年F1参戦に失敗したが、新たにアメリカのサイファー・グループが、2011年F1への参戦を検討していると表明した。
現在FIAは来季F1の13番目のエントリー選考手続きを進めている。motorsport.comは、サイファー・グループが参戦に関する関心を認めたと報じている。経験あるF1エンジニア、デザイナー、ビジネスマンが揃っており、USF1の失敗を踏まえて、十分な資金を調達した上で、アメリカを拠点とする、力のあるF1チームを作りたいと考えているという。
正式な申請は行われておらず、本拠はUSF1と同じノースカロライナに置かれ、USF1の元従業員何人かと契約してはいるが、USF1の共同創設者、ピーター・ウインザーとケン・アンダーソンは両者ともこのプロジェクトにはかかわっていないという。
サイファー・グループは、多くのファンが失望し、大勢のアメリカ出身の若手エンジニアたちが母国のチームを持つことを夢見ている状況から、アメリカを拠点とするF1チームの可能性を検討したという。時間が足りないことは認識した上で、グリッドに空きがある今、このプロジェクトを実現しなければならないと考えているものの、プロジェクトを適切に行うのに必要な予算を完全に確保しない限り、正式にエントリーを提出することはないと、サイファー・グループは断言している。