FIA会長ジャン・トッドは、パワーユニットマニュファクチャラーの規則変更案提出に伴い、来週会合を行い、これに関して協議すると述べた。FIAは、カスタマーチームに対するパワーユニットの価格高騰などの問題を解決することを望んでいる。

 2014年にF1エンジンレギュレーションが変更されてハイブリッド・パワーユニットが導入され、カスタマーチームが負担するエンジン費用が大幅に上がった。これを懸念したFIAは価格制限の設定、安価な別仕様のエンジンの導入を試みたが、マニュファクチャラー側の同意が得られなかった。しかしマニュファクチャラーは対策を講じることに同意、2017年か遅くても2018年に導入する解決案を1月15日までに提出することになった。その内容によってはFIAは2017年のインディペンデントエンジン導入について再検討すると示唆している。FIAは供給の保証、価格引き下げ、技術面の簡略化、サウンドの向上を望んでいる。

 週明けの月曜と火曜にスイス ジュネーブで会合が行われ、そこでマニュファクチャラーの提案について検討すると、トッド会長は明かした。

「エンジンマニュファクチャラーに対し、パワートレインに関する私の懸念を解決する提案を改めて検討するよう指示した」とトッド。
「月曜と火曜に彼らとの会合を開く。適切な管理の下、どういう状況に至るのかを確認したい」
「明確な理由があってその状況に満足できない場合、次のステップについて考える。彼らは問題を理解しており、それを解決するために参加する。そういった賢明な人々と議論がしたいと思っている。前向きに考えようではないか」
「ポジティブな前進がなされているものと期待している」

 Sky Sportsによると月曜午後にはストラテジーグループ会合が、火曜にはF1コミッション会合がそれぞれ行われるという。
 現在カスタマーチームはパワーユニットに年間1,800~2,300万ユーロ(約23億~29億円)を費やしていると言われるが、マニュファクチャラーはこれを約半額に減らすことを目指し、1シーズンあたりの基数制限をさらに厳しくし、パーツを標準化(さらなる競争力を引き出す可能性があるパーツを除く)するという案を検討してきたと、Sky Sportsは伝えている。

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