FIAは8月1日、ワールド・モータースポーツ・カウンシル(世界モータースポーツ評議会:WMSC)の承認が得られたことにより、新たなコンコルド協定が締結されたことを発表した。
FIAから出されたプレスリリースは以下の通り。
WMSCの承認を受けて昨夜FIA会長マックス・モズレーは、2009年コンコルド協定に署名をした。これによりF1世界選手権が新たな安定期に入ることを表している。
コンコルド協定――FIAとF1商業権保持者と参加チームの間の契約――選手権参加チームが収益の分配を受け取るためのベースとなるものである。
WMSCはまた、2010年以降適応となる、若干の改正を受けたスポーティングおよびテクニカルレギュレーションに対しても、FIAとチームでの合意を受けて、承認を行った。これは近日中にFIAの公式サイトにて掲載を行う。
新しいコンコルド協定は、2012年12月31日まで有効で、1998年の協定を引き継ぐものである。全チームが評議権を有し、その決断はWMSCの批准に先立って、ワーキンググループとコミッションで決断がなされる。
加えて、2009年6月24日の同意により、全チームはコスト削減を行い、1990年代初めの頃の支出レベルを目標としなければならない。
これら2009年コンコルド協定とコスト削減の同意により、FIAはF1世界選手が安定性と繁栄を得るものだと期待している。