1日、スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで今シーズン初となる合同テストが幕を明け、11チームがテストを開始した。
この日のサーキットにはチーム・ロータスを除く11チームが姿を現し、そのうちフェラーリやレッドブル、ザウバーといった7チームが新車を投入。一方で、マクラーレンをはじめとする4チームは2010年モデルのアップデートバージョンを持ち込んできた。
チームにとって今シーズン初の本格走行となる初日は、王者レッドブルのRB7にセバスチャン・ベッテルが乗り込み、マクラーレンMP4-25にはテストドライバーのゲイリー・パフェットが搭乗。フェラーリF150はフェルナンド・アロンソがドライブし、メルセデスのMGP W02は午前の走行を任されたニコ・ロズベルグがステアリングを握っている。
ザウバーは小林可夢偉がC30をドライブ。ロータス・ルノーR31はビタリー・ペトロフ、ウイリアムズFW33にはルーベンス・バリチェロ。ハイミ・アルグエルスアリがトロロッソSTR6を走らせ、フォース・インディアの2010年マシンはサードドライバーのニコ・ヒュルケンベルグがドライブ、ヴァージンのジェローム・ダンブロシオとHRTのナレイン・カーティケヤンもそれぞれ昨年モデルのマシンを走らせている。
現在もテストは進行中で、序盤はフェラーリを駆るアロンソが1分15秒前半のタイムで周回数ともにリードし、レッドブルのベッテルが2番手。それにフォース・インディアのヒュルケンベルグが続き、ザウバーC30を駆る小林可夢偉がトップからコンマ4秒遅れの4番手といった状況になっている。
なお、バレンシアテストの2010年ベストタイムは、フェラーリのアロンソがマークした1分11秒470というタイムだ。