25日、日本プロスポーツ大賞の授賞式典が東京都内で開かれ、今年のスーパーフォーミュラで初のシリーズチャンピオンに輝いた石浦宏明が功労賞を受賞し、小林可夢偉も新人賞に選ばれた。

 日本プロスポーツ大賞は、その年のスポーツ界で最も活躍した選手や団体に贈られるもので、歴代の受賞者には昨年の錦織圭をはじめ、田中将大(2013年)やなでしこジャパン(2011年)、古くは長嶋茂雄(1971年)や千代の富士(1988、1989年)ら蒼々たる顔ぶれが並んでおり、1991年にはF1ドライバーとして中嶋悟も殊勲賞を受賞している。

 モータースポーツ界からは日本プロスポーツ協会に加盟する日本レースプロモーション統括の全日本選手権スーパーフォーミュラからその年のチャンピオンなどが選ばれており、今年は参戦6年目にして悲願のドライバーズタイトルを獲得、シリーズに新たな風を吹き込んだ石浦宏明と、国内復帰1年目から激戦のスーパーフォーミュラで強力な存在感を放った小林可夢偉のふたりがそれぞれ受賞を果たした。

 やや緊張した面持ちで壇上に上がった石浦は、「風邪をひいていたので咳が出ないか緊張していた」と表彰式を振り返ったが、「周りの選手の顔ぶれに恐縮しました」と、大相撲の照ノ富士や各界の発展に貢献してきた人々とともに功労賞の盾を受け取った。

 一方、「なんで俺が新人なんやろ」と、若い選手たちに混じりながらも貫禄たっぷりの笑顔で新人賞を受賞した可夢偉は、「違和感はありましたが、貴重な体験をさせてもらいました。新人と呼ばれるのはおそらくこれが最後になると思うので、十分に新人を楽しめたかなと思います」と、その喜びを語った。

 なお、内閣総理大臣杯の大賞には、今年のラグビーW杯イングランド大会で強豪南アフリカを破るなど3勝を挙げる活躍で、日本中を感動の渦に巻きんだラグビー日本代表が受賞。殊勲賞にはプロ野球のパ・リーグで圧倒的な強さを発揮し、球団史上初となる日本シリーズ連覇を果たした福岡ソフトバンクホークスに。最高新人賞には同じくプロ野球から横浜DeNAベイスターズの若き守護神として新人最多セーブ記録(37)を樹立した山崎康晃選手に贈られた。

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