マニ-クール・サーキットで行われたF1若手ドライバーテストは、ジュール・ビアンキが最終日もトップタイムをマークし、3日間の走行を締めくくった。
ウエットコンディションでスタートした最終日は、初日以来のフェラーリドライブとなったビアンキが午後のセッション終盤にこの日のトップタイムとなる1分16秒985を記録した。
最終日のフェラーリは、シーズン終盤のフライアウェイに向けて空力作業を継続するとともに、いくつかのフロントウイングを評価している。
2番手につけたフォース・インディアは、ベネズエラ出身のGP2ドライバー、ロドルフォ・ゴンザレスを起用し79周を走行した。彼はドライ路面で異なるスリックコンパウンドにトライし、そのほかにもピットストップやレースのスタートシミュレーションなども行った。
メルセデスW03でおよそ3年ぶりのF1走行を果たしたニュージランド人のブレンドン・ハートレーが3番手となった。ハートレーは、新しいエキゾーストレイアウトを採用したW03で87周をドライブ。また、この日のW03には、数年前に見られたシャークフィンのようなエンジンカバーも装着されていた。
マニ-クールでの若手テストはこの日で終了。レッドブルやマクラーレン、ザウバーなどはシーズン終盤のアブダビで若手を走らせるとみられている。