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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.08.20 00:00
更新日: 2018.02.16 04:12

本山『5番手はまずまずのポジション」


8月20日(土) 天候:曇り/雨 路面:ドライ/ウェット
気温:28℃ 路面温度:32℃(予選開始時)

 スーパーGT2011年シーズンは、後半戦へと突入した。第5戦は、夏休み恒例の「Pokka GT サマースペシャル」。本来レース距離1000kmで行なわれてきた大会だが、今回は昨今の社会情勢を考慮し500kmに短縮された。しかし、真夏の時期の最長レースという、シリーズで最も過酷な一戦に変わりはない。前戦でランキングトップから一歩後退となってしまった23号車「MOTUL AUTECH GT-R」はこの後半戦緒戦を、必勝体制で臨む。

 500kmという距離ながら2度のピットインが義務づけられる今回のレギュレーションは、戦略やピット作業がより重要となるため、この部分に定評のある23号車にとってはチャンスだといえる。さらに、鈴鹿サーキットで行なわれた7月のタイヤテストで良い感触を得ていることもプラス材料。23号車は午前中の練習走行でセットアップを充分に確認すると、ノックアウト方式で行なわれる午後の公式予選に挑んだ。

 雨が予想されたこの日の天候だったが、厚い雲に覆われながらもまだ雨は降り出さず、12時55分からのQ1は、ドライコンディションで行われた。Q1では両ドライバーが基準タイムをクリアした上で、15台中、上位11台がQ2進出を果たすことが出来る。23号車はまず、混走時間帯に本山哲がコースイン。アタック2周目に1'56.739という、この時点で7位となるタイムをマークすると、ブノワ・トレルイエにチェンジし、その後再び本山へとバトンは渡される。ここで本山はタイムを1'55.720まで伸ばし、6位まで順位を上げた。混走を終え10分間の占有走行に入ると、今度はブノワがアタックを行なう。そしてセッション終盤にこの日のチームベストとなる1'54.689をマークするが、ライバル達も終盤になるとタイムを伸ばし、23号車は結局8位でQ2進出を果たした。

 その後サポートレースを挟み、Q2は約一時間半のインターバルを経て行なわれた。そしてその間に大粒の雨が降り出し、路面は一瞬のうちにフルウェットへと変貌。急遽ウェットセッティングへの変更を余儀なくされ、各ピットは慌しくなる。そのQ2で23号車は、本山がアタックに向かった。Q3に進出出来るのは6位まで。23号車にとってはこの日、まだ到達していない順位であった。しかしここで本山がエースの本領を発揮。開始直後から連続でアタックを行い徐々にタイムを上げると、最後のアタックで5位となる2'08.815をマーク。23号車を最終決戦へと導いた。

 Q3はブノワが出走。雨の状況は変わらず、Q2同様に開始からコースに入ると、時間いっぱいまで連続でアタックを続ける。最終決戦は周回毎にめまぐるしく順位が入れ替わる、激しいタイムアタック合戦となった。そして勝負処のラストアタックで他の車両に引っかかりタイムロスしてしまうもなんとか5位に食い込み、23号車は第5戦の予選を終えた。

 明日のレースは、チーム力がカギを握る戦い。雨となればなおさらのことだ。つまり、開幕戦以来の好位置につける23号車がその本領を発揮すれば、優勝の可能性も充分ありえるということである。

本山選手のコメント
「後半戦に入ったことで、タイトル奪回のために今回は、最低でも表彰台を獲得しなければならないところ。Q3では、引っかかっていなかったらもっと前に行けたはずですが、その目標に対し5位はまずまずのポジションだと思います。明日は自分とブノワ、そしてチーム全員がミスなくレースをして、優勝を目指したいと思います。皆さん、最後まで応援よろしくお願いします!」


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