2014年のF1新車は例年より早い時期にデビューすることになりそうだ。大幅なレギュレーション変更に対して十分な準備をするため、F1チームは予定を早めて1月からテストを行うことを望んでいる。

 2014年F1では1.6リッターV6ターボエンジンが採用されることが決まっている。この大きな変化に対応するため、チームはテストプランを従来の形から大幅に変更することを検討中だ。

 例年は2月初めにシーズン最初のテストが行われてきたが、F1チームは来年はそれより早くテストをスタートすることを希望している。1月下旬(1月20日か27日)にスペイン ヘレスでテストを行い、その後、中東でテストを開催する、という提案が現在なされている。
 中東のテスト地候補としては、バーレーン、アブダビ、カタールが挙げられている。

 現在のF1スポーティングレギュレーションでは、1月のテストは認められていないため、FIAはその規則を変更するために動いている。スペインGPの前にF1スポーティング・ワーキンググループの次回会合が開催され、そこで規則の変更が承認されることが期待されている。

 例年より早い1月にテストがスタートすることで、チームが最初はエンジンテストのための暫定マシンで走るという選択肢が出てくるが、そうなる可能性は低そうだ。2014年型マシンの準備に膨大なリソースが必要とされるなかで暫定テストマシンを用意するのは大きな負担になるからだ。

 そのため、チームは新車発表を従来より早めて1月後半に行う可能性が高い。
 メルセデスのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは「すべてのチームが(テスト用暫定マシンは作らず)レースカーのみでテストを行うと確信している」と述べている。
 ルノー・スポールF1の副マネジングディレクター、ロブ・ホワイトも、「2014年初めに初めてマシンを走らせ、それが真の2014年型マシンであることこそが合理的だ。それが理にかなった唯一のやり方であると私は強く考える」と語った。

 来年は中東でテストが開催されることが検討されている。気温が高い中東で走行することは、タイヤの理解の面でも、新エンジンのテストとしても、非常に有効であると考えられているからだ。

「高温下でエンジン、パワートレインの耐久テストをすることは非常に重要だ」とロス・ブラウンは言う。
「新しいパワートレインを来年の開幕戦が開催されるバーレーンか他のどこかで(高い気温の下で)初めて走らせるようなことになれば、非常に厄介な問題に直面する可能性がある」
「そういう事態は避けなければならない」

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