今週末のイタリアGPは、F1速報TVや携帯サイトの連載コラムでおなじみの松田次生選手が現地で取材。フジテレビの中継で解説を務めるかたわら(?)いつもの、ちょいとマニアックな視点でウキウキウォッチング。現地モンツァからサーキットの様子をお届けします。
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Text:Tsugio Matsuda Photo:F1 Sokuho
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土曜日は朝から雷雨だったので、FP3はハーフウエットで行われました。ピットレーンで見ることができて、いろいろとチェックできました。
フェラーリはキミ・ライコネンのリヤのガーニーフラップと
セバスチャン・ベッテルの仕様が違っていました。
見た感じ、ベッテルのほうが大きめのガーニーフラップを装着していましたが、金曜日のフリープラクティスでリヤの安定性が悪かったこともあり、大きめのガーニーフラップを装着したのか、ウエット路面を想定したものなのか。
予選では、結局ライコネンと同じガーニーフラップを装着していたことを考えると、ウエットを想定していたのかもしれません。いずれにしても予選でフェラーリは2、3番手と好位置につけているので決勝のスタートに期待です。
レースでは、たぶん1ストップのチームが多いと思います。金曜日のロングランを終えたタイヤを見てきました。
メルセデスは、基本的にミディアムタイヤの表面は痛んでいませんが
ソフトタイヤの磨耗は、それなりにありそうです。
レースではタイヤに優しいマシン、そしてドライバーのタイヤの使い方もポイントです。
それにしても今回パワーユニット関連などペナルティを受けるチームが多く、ドライバーとしては自分が何番手なのか計算しづらくなっています。あまりにも複雑すぎて、まだ僕も誰がどのグリッドになるのか計算できない状況。そういった部分は、もう少しシンプルにしていただきたいですね。
テレビでも、よく見かけるメルセデスのピットストップ練習、カラーコーンを使って停止位置を確認していますが、ちょっと格好よくないので、もっと格好いいカラーコーンを使ってもらいたいところ……。
さて決勝は、どんなスタートが切られるのか。1コーナーまでの距離が長いので、スタートダッシュを決める選手が、どれだけポジションをあげられるのか注目です!