ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。昨年、好評連載されていたこちらのコラム。今年も引き続き、F1速報サイト限定コラムの一部をお届けします。
フェラーリの真のボス
ベルギーGPの週末は衝撃のニュースで幕を開けた。フェラーリが2016年にキミ・ライコネンを残留させると発表したのだ。今のフェラーリF1チームを陰で操っている、真のボスはセバスチャン・ベッテルだということを疑っていた人がいたとしても、この一件で納得したはずだ。
フェラーリはメルセデスの唯一のライバルとして、今年いい戦いをしている。欲しいドライバーを誰でも連れて来られるだけの財力もある。なのにキミを選んだ。どういう展開でこうなったのか、目に浮かぶようだ。
チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネが会長セルジオ・マルキオンネに聞く。「2016年のベッテルのチームメイトはどうしましょう? ボッタスですか? ヒュルケンベルグ? それともリカルド?」 するとマルキオンネがこう答える。「ベッテルに聞いてみた方がいいな。彼はよくやっている。彼が望むチームメイトを雇おう」。 アリバベーネはベッテルに聞く。「セブ、君のチームメイトとして、滅法速くてハングリーな若いドライバーを来年雇おうかと思っているんだ。君より速くて、かなりプレッシャーをかけられるかもしれないが、どう思う?」。 ベッテル「来年もキミにしよう!」
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