今季のタイトル争いをリードするセバスチャン・ベッテルは、最後尾スタートのハンデを克服する3位表彰台でランキング首位の座を守り抜いた。

 ランキング2位のフェルナンド・アロンソに13ポイントのリードを保ちアブダビGPを迎えたベッテルは、3番手を獲得した予選後に燃料規定違反が発覚し、失格処分を受けるピンチに立たされてしまった。
 しかし、ピットレーンスタートを選択したベッテルは追い抜きを重視するセッティング変更が功を奏し、コース上で次々にオーバーテイクを見せると、他車のリタイアにも助けられレース終盤には上位争いを展開。残り3周でジェンソン・バトンを攻略したベッテルは見事3位表彰台を獲得した。

 ライバルのアロンソが2位18ポイントを獲得したことで3ポイントを失ったものの、15ポイントを加えたベッテルはトータル255ポイントとして、245ポイントのアロンソを依然10ポイントリード、残り2戦を優位な状況で迎えることになった。

 今回のアブダビGPでF1復帰後初優勝を果たしたランキング3位のキミ・ライコネンは、首位ベッテルとの差が57ポイントとなり、タイトルの可能性がついに消滅。チャンピオン争いの行方は数字上でもベッテルとアロンソのふたりに絞られた。

 一方で、コンストラクターズ3連覇を目指すレッドブルは、残り2戦で4ポイント以上を獲ればチャンピオンが確定。次戦アメリカGPでの3連覇達成が濃厚となっている。

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