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投稿日: 2015.06.01 00:00
更新日: 2018.02.23 16:38

琢磨「ようやくAJにいい結果をプレゼントできた」


第8戦 デトロイト第2レース(ミシガン州)
第2レース決勝(5月31日):今季初の2位表彰台に上る

 2015年5月31日、ミシガン州デトロイト。本日、ベルアイルで行われたシボレー・デトロイト・グランプリのレース2において、No.14 ABCサプライ・ホンダを駆る佐藤琢磨はスリリングなレースを戦いきって2位表彰台を獲得しました。

 強い雨のため本日の予選は行われず、スターティンググリッドはポイントスタンディングで決められました。また、午後になっても雨は降り続き、気温は華氏50°(10℃)前後までしか上がらず、非常に難しいコンディションとなっていました。

 本日もオフィシャルはウェットレースを宣言しましたが、4番グリッドからすぐにトップへと浮上した昨日とは異なり、15番グリッドからスタートした琢磨は、寒いコンディションのなかで十分なグリップを得ることができませんでした。

 最初のピットストップが行われたのは18周前後のこと。このとき14番手を走行していた琢磨は、素早いピット作業に助けられ、12番手でコースに復帰しました。さらに、37周目に起きたアクシデントでフルコーションとなったとき、琢磨はトップ10圏内まで駒を進めていました。

 やがて雨は止み、コースが乾き始めたため、琢磨はコンパウンドが柔らかめなスリックのレッドタイアに交換。ここから琢磨は次々とライバルの攻略に成功し、50周目にフルコーションとなるまでに5番手まで順位を上げていました。ここでトップを走るドライバーがピットストップを行ったために琢磨は4番手に浮上。やがて59〜60周目にフルコーションになると、それまで琢磨をブロックしていたレイホールにペナルティが科せられ、琢磨は3番手となりました。

 その後のリスタートで抜群の動きを見せた琢磨はモントーヤをパス。この直後、ペンスキーの2台が絡んだ影響で赤旗が提示されました。

 残り5周でレースが再開されると、2時間に及んだ戦いはまるでタイムレースのような形で幕を閉じました。琢磨は最後の最後までトップのドライバーを攻め立てましたが、最終的には2位でチェッカードフラッグを受けることになりました。

 2位という結果は今季の琢磨とAJフォイト・レーシングにとってベストの成績です。琢磨が優勝争いを演じながらフィニッシュしたのは、同じく2位に入った2013年ブラジル戦以来のことです。

 ベライゾン・インディカー・シリーズの次戦は6月6日にテキサス・モーター・スピードウェイで開催されるナイトレースとなります。


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