接触によるトラブルを乗り越え
安定した走りで次戦に期待!
GAINER Rn-sports DIXCEL SLS
DRIVER: TETSUYA TANAKA / MASAYUKI UEDA
予選:9位
決勝:15位
予選日入場者数:8000人
決勝日入場者数:16000人
全日本GT選手権から数えて今年で20年目を迎えるSUPER-GT。開幕は昨年と同じ岡山国際サーキットで開催された。今回は爆弾低気圧の影響で暴雨風予報で、予報は外れることなく土曜日は雨、日曜日は風に悩まされるレースとなった。
GAINERは本年度より2台体制になり、ドライバーもエースカーの11号車に平中克幸をAドライバーに起用、昨年まで500クラスで走行し、国際F3000選手権のシリーズチャンピオンにも輝いたことのあるビヨン・ビルドハイムが新規加入した。
10号車には長年GAINERのエースとして君臨してきた田中哲也と、2008年に田中哲也とコンビを組んでいた植田正幸が復帰。マシンも悲願のチャンピオン獲得に向けてMercedes-Benz SLS AMG GT3にスイッチした。10号車は3月末にマシンが到着し、シェイクダウンを行って開幕戦に臨んだ。
2013年4月6日(土曜日)
金曜日朝から空は黒い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうだ。走行開始はドライで走れたものの、ポツポツと雨が落ちてきて、開始20分では既に路面はウエット。田中から走行を開始していたが、路面が不安定だった為一旦ピットに戻る。その後ウエットタイヤで走行をすぐに再開。リアウイング等調整しながら走行を続ける。その後植田に変わるが、雨が激しくなり、4度の赤旗を挟み走行は終了した。
今年の予選は全戦Q1とQ2のノックアウト方式が採用される。雨と風の影響で10分遅れの14時10分から15分間のQ1が開始。まずQ1を担当するのは田中。少し間をおいてからアタック開始。しかし早々にモスエスでコースアウトするマシンが発生、赤旗中断となる。
再開された後の計測3周目に1分48秒067のタイムで暫定5番手。Q2には上位13台が進める。その後再びコースオフしスタックしたマシンが出たため赤旗に。 残り3分で再びコースへ。しかし1周もしないうちに再びスピンして止まるマシンがあり3度目の赤旗が提示され、この時点でQ1は終了し10号車はQ2に7番手で進出を決めた。
雨が激しさを増し、35分遅れでQ2が開始。Q2は12分間で行われる。植田に上位ポジションを獲得すべく期待が掛かる。植田は徐々にタイムを上げていき、一旦は6番手のポジションだったが、最終的には9番手のグリッドからのスタートとなった。テストもほとんど出来なかった中では、上出来といえるかもしれない。
植田 正幸コメント
「哲也さんと組むのが4年ぶりで、久しぶりにトップドライバーと組めるのを楽しみにしていました。今回の雨は酷かったのですが哲也さんが7番手をキープしてくれたので、そのポジションは下げたくなかったのですが、慎重になりすぎて9番手まで落としてしまいました。シングルで収まったので、明日の決勝は頑張って哲也さんのポジション守り、それ以上の走りをしたいと思っています」
田中 哲也コメント
「コンディションが不安定な中、準備もしっかりと出来ていない中、シングルポジションに入れたって事は良かったかな。決勝では着実に行って、出来たら表彰台を狙える感じで、走りたいと思っています。
シーズン序盤なので無理しないで良い成績を残して行きたいと思っています」
2012年4月7日(日曜日)
朝にはまだ霧雨のような雨が降っていたが、走行開始頃には日差しが差してきていた。まず田中からウエットタイヤで走行を開始。車高以外はほぼドライセットのままで走行。その後決勝シミュレーションも行い植田へ。難しい路面コンディションの中、30分の走行は終了した。
決勝はドライ路面でスタートした。スタートを担当したのは田中。スタートもミス無く9番手で1コーナーに消えていく。4周目に前を行く№0Porscheをアウトウッドでインをつき交わそうとしたところ、それよりさらにイン側にむりやり頭を入れてきた№48GT-Rに挟まれる形でハーフスピン。大きく順位を落としてしまう。
田中は少しでも前のポジションで植田に繋ごうと、前車をパスしていき順位を上げていく。
36周目には11番手までポジションを上げ、ルーティーンのピットタイミングを待つ。45周目に植田と交代するべくピットへ。確実にピット作業を終えるかと思われた時、接触による破損がドアに見つかり、ガルウイングのドアが脱落してしまうトラブルが発生。11号車がルーティーンの為ピットに戻ってくるため、急いでマシンをピット内へ
応急修理を行い植田を送り出す。この時点で既に3分近くのロスタイムを要してしまい、表彰台の夢は潰えてしまった。しかし、少しでも前のポジションを獲得するべく、植田の激走が始まる。50秒以上差が開いていた№5F458を15周でパス。続いて№21AUDIも13秒差だったが、5周でパス。
続いて前車の№30AUDIを追いかけようとするが、その差は20秒あり、残り3周ではさすがに届かず、15番手でチェッカーを受けた。
今回の激走で、10号車、11号車共に表彰台に登る日もそう遠くはないかも知れない。
田中 哲也コメント
「スタートはまぁまぁでしたが、僕が0号車をパスしにいこうとしたときに、GT-Rがインから入ってきて接触してしまい、大きく順位を落としてしまいました。
その後はそんなにペースも悪くなく車のバランスも悪くなく走れていたので、その接触が非常に残念です。車は良かったので、次は今回以上の成績を残せるように頑張ります」
植田 正幸コメント
「哲也さんがアクシデントに巻き込まれ、車にもダメージを被ってしまいましたが、タイヤも良くラップ的には安定して走れたので、次回は表彰台目指して頑張ります」
