日本のレーシングカーコンストラクターである童夢が、2014年の新たなル・マン規定に合わせて開発している新LMPマシン『S103』。その開発過程を、6月7日(金)発売のオートスポーツNo.1358が風洞モデルのオリジナルショットと共に特集している。
2001年にデビューしたオープンプロトタイプカーのS101から始まった童夢のル・マンチャレンジ。彼らはその後、S101Hb、S101.5とマシンを進化させ、2008年にはクローズドボディのS102へとコンセプトを一新。昨年、バージョンアップさせたS102.5でル・マンに参戦した彼らは、2014年にLMP1およびLMP2用のカスタマーカーとして送り出すニューマシン「S103」の開発を現在進めている。
しかし、童夢が先月末に公開した風洞モデルの「S103」は、S102.5から大きく姿を変え、これまでのS102シリーズでは見られなかった空力処理も見て取れる。特に顕著なのがフロントフェンダー前端から後端にかけた部分とマシンのサイドビュー。より洗練されたマシンへと進化しているのが分かる。
2014年のル・マン24時間では、新たな車両規則としてマシンの最大幅が現行より100mm、タイヤも片側で2インチ狭くなることが定められている。記事では、童夢の開発陣がそうした規則変更からマシンの空力面において“あるエリア”の開発を重要視していることを取りあげており、記事とともに掲載したオリジナルショットでも、ある“空間”の詳細がいずれのカットでも公開NGと、トップシークレット扱いにされている。
開発責任者の湯地浩志開発部シニアマネージャーは、「F1でもそうですが、レギュレーションが大幅に変わるときは、アイデア次第で小さなチームが突然速くなったりする——予算規模ではワークス勢と対等に戦うことはできませんが、アイデアで勝負するいいチャンスだと思っています」という。
果たして、童夢がひた隠す“あるエリア”においてどんな開発が進められているのか?\f
その開発の一端は、6月7日(金)発売のオートスポーツNo.1358でお楽しみいただきたい。
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