10日、神奈川県東戸塚でエフエム戸塚と共に東日本大震災へのチャリティイベントを行ったRIRE RACING。合わせて行われた今季の活動体制報告において、昨年から継続して専属ドライバーを務める余郷敦に加え、織戸学の加入を発表。RIREは余郷、織戸のふたりをドライバーに、今年もJLOCとともにランボルギーニ・ガヤルドでスーパーGTに参戦することを明らかにした。

　昨年もJLOCと一緒にスーパーGTに参戦していたRIRE RACING。88号車のランボルギーニは、余郷がドライバーを務め、細川慎弥（シーズン途中からは黒澤翼）とコンビを組み、最高位はセパンの7位という結果だった。今季は87号車として参戦し、引き続きドライバーを務める余郷に加え、昨年までRACING PROJECT BANDOHからスーパーGT300クラスに参戦していた織戸がステアリングを握る。D1GPには、昨年もRIRE RACINGから参加していた織戸は、専属ドライバーとしてスーパーGT、D1GPの両カテゴリーにエントリーする。

　余郷は、「今シーズンは決まるのが少し遅くなってしまったんですけど、RIREさんと織戸選手と一緒に組んでというかたちになりました。JLOCの3台目という形になります。今東北のほうですごい大変なことが起きている中で、自分に何ができるかということなんですけど、皆さんが少しでも楽しい気持ちになれるようなアツいレースを皆さんに見せたいです。特に7月にはSUGO、仙台の方にも行くので、その時にすごく盛り上がった状態で行ける様に一戦一戦しっかり消化していきたい。なんとかチャンピオン争い、シリーズポイントに絡む争いを今シーズンはしていきたい」と意気込みを語る。

　チームを移籍してスーパーGTに挑む織戸は、「急遽JLOCさんにRIREさんのスポンサーで参戦が決まったんですけど、正直まだクルマもみたことがないです。でも心機一転、もしこれで優勝とかができたらまた面白いと思うし、僕が入ることでチームの雰囲気が変えられるんだったら、逆の意味で僕は楽しんでやりたいなって思っています。応援よろしくお願いします」とコメント。

　参戦体制が発表されたチャリティーイベントに参加した余郷、織戸の両ドライバーは募金活動を積極的に行い、さらにエフエム戸塚のラジオ番組公開生放送にも登場。東日本大震災の被災地へエールを送った。

　またRIRE RACINGのレースクイーンであるRIRE RACING GIRLSの佐崎愛里さん、高橋としみさん、植田早紀さん、津川智香子さんの4人もチャリティーイベントに登場。イベントの進行を手伝うほか、2011年のコスチュームをお披露目するなど会場を盛り上げた。

　今回のチャリティーイベントで集まった募金は、エフエム戸塚を通じ、被災地の方々に届けられる。