今季不振に陥っているフェラーリが、マシンデザイン部門の再編を行うのではないかとのうわさが生じている。
昨シーズン終盤にはフェルナンド・アロンソが優勝を重ね、タイトル獲得まであと一歩というところまでいったにもかかわらず、今季のフェラーリのマシンは明らかにパフォーマンス不足であり、レッドブルとマクラーレンとのタイトル争いに全く絡めずにいる。
フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは早期的な解決を求めているが、チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは解決には長い時間がかかると述べた。
ジャーナリストのジョー・サワード氏は、自身のブログにおいて、フェラーリはデザインスタッフの変更を行うかもしれないと記している。
また彼はメルセデスGPのデザインチームの中で何人かが処分されるというウワサがあることも明らかにしている。
各チームは今季マシンの開発を進めるとともに、2012年のマシンのための作業もスタートする時期であり、その前に組織再編が行われる可能性があるということだ。
今季不調のウイリアムズが組織再編を行うことはすでに明らかになっており、テクニカルディレクターのサム・マイケルは、自身が離職する可能性もあると示唆している。