現地1月9日に行われた2016年のダカールラリー、デイ7の競技中に63歳の観客がマシンにひかれ死亡する事故があった。
この事故はウユニ〜サルタ間に設定された336kmのスペシャルステージ(SS)のスタートから82km付近で発生。大会主催者であるアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)によると、四輪部門の総合52番手を走行していたフランス人ドライバーのルオネル・バウド(ミツビシ・ランサー)がコース上に居た62歳の男性と接触したという。
ASOが発表した声明には「事故現場に救急隊が到着した際、事故にあった男性はすでに亡くなっていた。通報を受けたボリビア当局もヘリコプターで現場に急行しており、現在は事故の原因を調査している」と記されている。
2016年のダカールラリーでは、1月2日のセレモニアルスタート直後に行われた“プロローグステージ”でも複数の観客を巻き込む事故が起きているが、死者が出るのは今回の事故が初めてとなる。
Motorsport.comによれば、ダカールラリーで観客に死者が出るのは2013年大会以来のことで、この際はサポート車両が地元のタクシー2台と衝突。この事故に道路脇にいた観客が巻き込まれ、2名が死亡している。