2014年10月14日
道見ショーン真也、AUTO GP最終戦にEURO NOVA RACINGから参戦決定!
昨年まで日本のFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)で活躍していた道見ショーン真也が、来る10月17~19日にポルトガル、エストリル・サーキットで開催されるAUTO GP SERIES 第15戦、16戦に、EURO NOVA RACINGからの参戦が決まりましたのでご報告させていただきます。同チームは本年度、佐藤公哉選手がチャンピオンを獲得したチームでもあります。
AUTO GPはGP2、World Series by Renaultと並び、F1に最も近いレベルに位置するヨーロッパのワンメイク・フォーミュラです。3400ccで550馬力を発生するエンジンを、わずか615kgのローラ製のシャシーに搭載。異なるコンパウンドの2種類のタイヤをレース中に交換して戦う、まさにF1予備軍たちが集うレースです。
道見ショーン真也は、第7戦、第8戦のイタリア、モンツアで同シリーズにデビュー。第11戦、12戦のオーストリア、レッドブルリンクにも参戦し、今回が3イベント目の挑戦となります。
初めてのビッグ・フォーミュラ体験であったデビュー戦では予選7位を獲得、4位を走行中にマシントラブルでリタイアとなってしまいましたが、続く第8戦では6位入賞を果たし、ファステストラップを獲得しました。
初めて走ったレッドブルリンクでは、最初の公式練習で最速タイムをマーク。順応性の高さを証明しました。そして予選3位を獲得。第12戦では不運なピットスタートから再びファステストラップを連発し、4位入賞。いずれのレースでも非凡な才能を発揮し、今回のEURO NOVA RACINGからの参戦が決定しました。
日本人レーサーとして世界の舞台を目指す、道見ショーン真也への応援を宜しくお願いします。
■EURO NOVA RACING ビンチェンゾ・ソスピリ監督のコメント
「今シーズンの最初のテストの段階から、真也は多くのレース関係者に強烈な印象を与えていました。彼の荒削りな才能を、我々は見逃しませんでした。最初のレースから非凡な速さを発揮した彼を、我々は勝てるレーサーに育てていくべくプログラムを組み、しっかりと焦らずに生活ベースから鍛えることにしました。最近数週間はチームの本拠地であるイタリアのフォルリに住み、厳しいトレーニングを重ねて準備を整えてきました。今週末、彼が我々のマシンに乗り込み、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれることを期待しています」
■道見ショーン真也のコメント
「再びEURO NOVA RACINGと共にエストリルでのレースを戦えることになって、本当に楽しみです。我々のチームは、充分にトップ3に入れるだけのスピードを持っていると確信しています。ですから今週末、自分にとっての目標は表彰台の獲得に挑戦することです。
僕自身、この週末を目指して、ここ数か月に渡ってチームのプログラムどうりの厳しいトレーニングを積んできましたし、それが自信につながっています。今回のレース参戦にあたってEURO NOVA RACINGをはじめ、僕を理解し、応援してくださったPlan Z、NITRO、アライヘルメット、Go Designs、Tailor & Cutter、MINAMI-AOYAMA GT、REAL POWER、Perfect Shine、Ramblasの関係者の皆さん、そして家族に対して感謝の気持ちでいっぱいです。そして同じくお世話になった愛に対して感謝の気持ちを込めて、今回のレースを先週亡くなった僕の祖父に捧げたいと思います」