昨年のF1オーストラリアGPウイナーであるセバスチャン・ベッテルが、アルバートパークでのタイヤの使い方について語った。
昨年のベッテルは、ポールポジションから独走でレースをリードし、2回ストップを難なくこなしてポール・トゥ・ウインを決めている。
「昨年1年間を一緒に過ごしたピレリタイヤとともに、ここメルボルンでシーズンの幕開けを迎えることになるが、2012年のピレリタイヤは、よりソフトで、より熱が入りやすくなっている」とベッテル。
「スペインの寒いトラック上でのウィンターテストの後、アルバートパークのとても暖かいコンディションで新たな挑戦が始まるね。レース週末は、いつもダーティーな状態から始まって、徐々に路面状態が良くなっていくんだ。バンピーでミスをしやすいけど、路面が良くなっていくにつれて、タイヤの動作も大きく変化してくる。適正なセットアップのためのポイントはたくさんあるけど、特にプロスト・カーブでは、フロントタイヤのケアとスタート・フィニッシュでベストスピードを得るためにアンダーステアにならないようにする点が重要だ」
ベッテルは、タイトル3連覇をかけて臨む今シーズンの初戦について、昨年の再現を願っているが、レースには慎重な姿勢を崩していない。
「ウィンターテストの結果はまずまずだったけど、実戦はこれからだ。昨年、僕たちはここで素晴らしい結果が得られたので、今年もまたいいレースにしたいと思っているよ」