韓国モータースポーツの最高峰、CJスーパーレースチャンピオンシップのシリーズ第4戦が8月8〜9日にテベックサーキットで開催された。INDIGOレーシングから参戦の阪口良平は、今回も2クラスに出場。スーパー2000クラスでは3位、そしてスーパー3800クラスでは2位と、いずれも表彰台に立つこととなった。

 お隣の国だけあって、日本同様、韓国のレースも雨続き。しかしながら、第4戦はようやく天気に恵まれ、特に決勝レースは阪口の復帰後、初めてドライコンディションで争われることとなった。

 まずはスーパー2000クラス。予選ではウエイトハンデ20kgを背負ってなお、終盤までトップにつけていたものの、最後の最後に逆転されて2番手に。決勝ではスタート直後に2速ギヤが抜けるハプニングがあり、1コーナーまで5台にパスされてしまう。だが、その後のリカバリーによって4番手に復帰。後続車両にプッシュされてハーフスピンを喫するも、ここではポジションを保つ。

 順位変動があったのは最終ラップ。阪口と連なって走行していたチームメイトごと抜こうとした車両に接触されるも、他の2台が失速したこともあり、3コーナーをインから突破して3番手に浮上し、そのままチェッカーを受けることとなった。

 スーパー3800クラスのウエイトハンデは、2戦連続3位ということもあって40kgに。「クリアラップをとるタイミングをミスしてしまい」、5番手に留まるも、決勝レースでは競り合いの強さを発揮して2番手に浮上。その後、単独走行になってトップとの差も詰めたものの、3秒差でのフィニッシュとなった。

 3戦連続で表彰台に上がったことにより、阪口はトップと6ポイント差のランキング2位に浮上。次回のウエイトハンデは80kgになってしまうが、そろそろ優勝を飾って欲しいものだ。

 なお、このスーパー3800クラスには青木孝行が初参戦。いきなりポールポジションを奪って注目されるも、ローリングスタート時に自分のグリッド上を通過しなかったという、不可解な判定によってドライビングスルーペナルティを課せられてしまう。それでも激しい追い上げによって5位でフィニッシュし、意地を見せた。第1戦から出場しているガッツ城内は12位。韓流スターのリュ・シウォンは予選11番手から6位にまで順位を上げていた。

 ちなみにピットウォークの人だかりは、ほぼ全員が日本のご婦人方。リュ目当てに、毎回百人単位でテベックを訪れるのだとか。日本人ドライバーには見向きもせず……。

 また、スーパー6000クラスには、番場琢が久々に参戦。予選5番手から2位でゴールし、「シケイン」チームに初の表彰台をプレゼントしている。次回のレースは9月12〜13日に開催。

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