韓国GPの舞台となる新サーキットでF1マシンを走らせるイベントが開催されることになり、カルン・チャンドックがドライバーを務めることになった。チャンドックは9月初旬にレッドブル・レーシングのF1マシンでデモランを行う。
9月4日に韓国国際サーキットで行われるイベント「サーキットラン2010」の一環として、レッドブルはショーカーを1周走らせることになった。このサーキットをF1マシンが走るのはこれが初めてとなり、3000人以上の観客が訪れる見込みだ。
レッドブルのレギュラードライバーたちのスケジュールが合わなかったため、チームは新サーキットでのデモ走行をチャンドックに依頼した。チャンドックは、レッドブル・ジュニアチームの元メンバーで、過去にレッドブルでテストをした経験を持つ。今季HRTでF1デビューを果たしたチャンドックだが、ドイツGPから山本左近と交代し、レースから遠ざかっている。
「新しい韓国のサーキットを走る最初のドライバーになれるのは、本当に名誉なことだ」とチャンドックはコメントしている。
「コース図を見る限り、とても楽しそうなレイアウトだから、来週末にレース優勝経験を持つマシンをドライブする機会が訪れるのを楽しみにしている」
初の韓国GPは10月22~24日に開催される予定だが、韓国国際サーキットの建設作業は大幅に遅れているといわれている。