韓国GPのオーガナイザーは、同グランプリが財政的に苦しい状況にあることを認め、今後も開催を継続するためにバーニー・エクレストンの助けを借りたいと語った。

 韓国GPは2016年までの開催契約を結んでいるものの、財政的に行き詰まっており、来季の開催もできないのではとのうわさが流れている。

 レースプロモーターのパク・ウォンハは、韓国GPが財政的に苦しい状態であることを認め、巨額の開催料金が原因のひとつであるとして、エクレストンと交渉したいと述べた。

 地元メディアによれば、今年のグランプリにかかった費用は5,200万ポンド(約62億7,000万円)で、そのうち3,500万ポンド(約42億円)が開催およびテレビ放映の料金だという。さらに2016年までの契約の中で、開催権料は10パーセント上がるということだ。
 チケット収入は約1,600万ポンド(約19億円)だったとみられており、韓国GPは政府からの支援を受けられなければ巨額な損失を抱えることになる。

 来年の開催も諦めてしまうのではないかとのうわさのなか、パク氏は開催に向けて努力していきたいと語った。
「我々は努力している。だがバーニー・エクレストン氏からの協力が必要だ。このイベントを続けていきたい。大きな損失があるが、ビッグイベントだからね」
「このイベントを開催することによって、地元の経済やイメージを盛り上げたい」

 エクレストンが元の契約を変更しなかった場合どうなるかと聞かれ、パクはこう答えた。
「今の時点では私には何も言えない」
「彼は我々の状況を完全に理解している。より協力的になってくれることを願う」

 大きな損失を生んでいるため、地元から開催に対する反対が出ているという。
「レース開催によって大きな損失が出ているため、この地方の人々の一部はレースに反対している」
「彼ら市民は農業従事者で、貧しい人々が多い。そのため、今のところ不人気なこのイベントに金を使われるより、他の目的に金が使われることを望んでいる」
「私はモータースポーツの認知度を上げ、人々の理解を得る必要がある。それが政府を納得させることにつながるだろう。ここでは他の先進国ほどはモーターレーシングが知られていないのだ」

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