10月に予定されている初の韓国GPに関して、またも開催危機説がささやかれている。サーキット施設の建設がさらに遅れているという。
韓国では新サーキットの建設が進められているが、これまで何度となく、完成が間に合わず今季グランプリ開催は実現しないのではとのうわさが持ち上がっている。7月にFIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングが建設中の韓国インターナショナルサーキットの視察を行い、満足感を表明、オーガナイザー、KAVOの会長、ユン-チョー・チャンは、工事はスケジュールどおりに進んでいるとコメントしている。その一方で、KAVOの関係者が作業の遅れを認める発言を行い、当初7月に完成予定だったが8月末までずれ込む恐れがあると認めた。
motorsport.comによると、8月末の完成も難しいのではないかとの報道がスペインでなされているという。スペインのAS紙は、コースそのものとセキュリティ設備は完成するが、グランドスタンド、ピット、コントロールビルディング、プレスルームなどの建設がかなり遅れていると報じている。スペインのサーキット、モーターランド・アラゴンが韓国GPに代わって10月24日にグランプリを開催する可能性があるとも同紙は予想している。