JAFより、2010年全日本ラリー選手権の開催日程が発表された。
年間での開催数は2009年の9戦より1戦減って全8戦。北海道2戦、九州2戦、四国1戦、本州3戦という内訳だ。路面はターマック/グラベルそれぞれ4戦ずつ設定されており、来年から導入される新たな得点係数の面でも各ラリーの重要度が増すことになるだろう。
基本的なポイントシステム(1位20点/2位15点/3位12点/4位10点/5位8点/6位6点/7位4点/8位3点/9位2点/10位1点)に変更はない。しかし09年シーズンに距離のみを対象に導入されていた得点係数は、2010年より路面も考慮してさらに細分化されることとなる。
係数はSSが50km未満の場合は路面にかかわらず0.8。距離が50km延びるごとに係数も増大するが、特にグラベル路面ではターマックの1.5〜2倍の係数がかけられる。150km以上のグラベルラリーでは係数が最大の2.5となり、一気に50点ものポイントを稼ぐことができる。
このシステムを導入した狙いはグラベルラリーへの参加者増にあるが、ポイント差があまりにも大きいため舗装を得意とするドライバーたちから不公平だという声が上がる可能性もある。
第3戦のラリー北海道はアジア・パシフィックラリー選手権と併催。開催場所は帯広を中心とした十勝エリアを踏襲する予定とのことだが、例年よりも2カ月近く早いため、春の開催となる。
