JAF(日本自動車連盟)は8月10日付のJAFモータースポーツニュース内で、2010年のFIA国際モータースポーツカレンダー申請一覧を発表した。これはJAFからFIAに国際イベントとして開催するものの申請一覧で、今季までとは大きく違ったカレンダーが記載されている。

 このカレンダーは、各レースオーガナイザーなどから申請されるもので、スーパーGT、フォーミュラ・ニッポンをはじめ、国際格式で開催されるレースの一覧だ。まずスーパーGTは、今季岡山が開幕戦だったものが再び鈴鹿に戻り、次いで岡山に。ゴールデンウイークおなじみの富士が第3戦となる。

 第4戦の記載が無いが、これはセパンで行われるマレーシア戦が間に入るだろう。GTは再び国内に戻り、SUGO、そして夏の鈴鹿(距離は不明)と続き、1ヶ月以上間を開けて富士が第7戦。来季はオートポリスでのGTは開催されないようで、第8戦としてもてぎが250kmレースで記載されている。

 フォーミュラ・ニッポンは、4月18日決勝の鈴鹿が開幕戦。もてぎが第2戦、オートポリスが第3戦となる。もてぎに再び戻り第4戦、第5戦が富士で、来季富士スピードウェイではフォーミュラ・ニッポンは1戦の開催となりそう。第6戦はスポーツランドSUGOで、近年早めにシーズンが終わっていたFニッポンと異なり、11月に鈴鹿で最終戦を迎える。

 特筆すべきは、その翌週に富士スピードウェイで開催されるイベントだ。なんとスーパーGTとフォーミュラ・ニッポンが一度のイベントで見られるというもの。オールスターレースとされており、通常の台数からは減る可能性もあるが、国内モータースポーツ界ではこれまでに無い形態のイベントだけに、その概要が気になるところだ。

 海外レースイベントでは、5月にアジア・パシフィックラリー選手権のラリー北海道、7月に鈴鹿のソーラーカーレースが申請されているほか、9月にはWRC世界ラリー選手権が日本に復帰。ラリージャパンが北海道で申請されており、その翌週には、ツインリンクもてぎでインディジャパンが申請されている。WTCC世界ツーリングカー選手権も今年同様の日程で岡山で申請があった。スーパーGTの開催がなくなったオートポリスでは、FIA GT3マシンなどを使ったレースが開催されるようだ。

 そして、非常に気になるのは、このカレンダー内にF1日本グランプリの記載が無いことだ。通常このタイミングで発表される国際カレンダー登録申請一覧には必ずF1日本グランプリの記載があったが、今年は表の中に入っていない。このカレンダーのまま来季日程が確定するわけではないが、日本グランプリの開催がどうなるのか、今後の展開が気になるところだ。

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