FIAが2010年F1の暫定カレンダーの変更を発表した。すでに確実と見られていたモナコGPの日程変更が正式に確認されるとともに、アブダビとブラジルの日程が入れ替えられる見込みであることが明らかになった。
来季モナコGPは当初5月23日開催で、5月30日のトルコGPと2週連続開催となっており、ロジスティック面で厳しいとチーム側から不満が出ていた。先日、モナコのモータースポーツ統括団体ACMが、来季のモナコGPは1週間早められ、5月16日に開催される見込みであると発表していた。今回FIAが発表した暫定カレンダーでは、ACMの主張どおりモナコGPの日程が変更になっている。
さらに、最初の暫定カレンダーでは18戦アブダビGP、最終戦19戦ブラジルGPとなっていたが、今回発表されたバージョンには両者の日程が入れ替えられる見込みであると記されており、アブダビGPが最終戦になるよう調整が進められているようだ。
開催が不安視されているカナダは「FOMとの契約交渉が成立した場合」と条件が付けられており、カナダと来年の開催が危ぶまれているイギリスに関しては、フォーミュラワン・マネージメントが近々発表を行うとしている。カレンダーの最終版は12月に行われる世界モータースポーツ評議会で決定される予定となっている。