スーパーGT300クラスに参戦するaprは28日、30号車の参戦体制について発表した。今季も30号車はニッサンGT-RニスモGT3を使用し、岩崎祐貴が残留するが、新たにパートナーとしてベテランの影山正美が加入することになった。

 aprは昨シーズン途中から30号車をGT-Rにスイッチし、岩崎とイゴール・スシュコのコンビで参戦。光る速さをみせてきた。今季に向けチームはすでに31号車の体制を発表しており、フリースケールのカラーリングのトヨタ・プリウスGTで参戦することを明らかにしていた。もう1台の30号車については、これまで体制は発表されていなかったが、今季は新たに正美がチームに加入。車名をIWASAKI apr GT-Rとして戦力を大幅に強化して初優勝を目指す。

 1995年にJGTC全日本GT選手権にデビューしたベテランの正美は、1998年にニッサン・スカイラインGT-Rを駆りGT500クラスのチャンピオンを獲得。2008年からはHANKOOK KTRに所属しポルシェをドライブしてきたが、ひさびさに日産車のステアリングを握ることに。正美がGT-Rを駆るのは、GT500クラスでの2003年以来となる。

「今シーズン、スーパーGTに参戦することができチーム、関係者の皆様にはとても感謝しています。また、シーズンを目前に控え、まもなくテストが始まるのを心待ちにしています」と正美。

「2003年以来、10年ぶりにGTでGT-Rを駆ることになりますが、FIA-GT3規格ということもあり新たな気持ちでレースに臨んでいきたいと思います。国内最高峰レースに21年連続で参戦し続けられることを感謝するとともに、新天地で岩崎選手と良い結果を残せるよう励んでいきます」

 また、新たに大先輩を迎えることになった岩崎も「最強のドライバー影山正美選手と今年一年コンビとなり、そして名門aprから今年もスーパーGTに参戦できる体制を与えられたことを誇りに思います」と正美加入を喜んだ。

「この組み合わせは表彰台はもちろん、シリーズチャンピオンも充分に狙える体制だと確信しています。また、今まで自分に足りなかった部分を影山選手から学び、吸収し、速いドライバーになるための最大のチャンスだと思っております。僕は、影山選手と組むドライバーとして恥じぬよう、全力を尽くすのみです。今年こそ、絶対に勝ってみせます!」

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