ARTA Project
第1戦 岡山 決勝レポート(GT500)
今年は戦える手応えあり

 午前のフリー走行はウェットコンディションで走行が始まった。雨は徐々にあがったが、ドライタイヤを履くタイミングが遅くなってしまいタイムは出せなかったが、マシンバランスはかなりいいようだ。

 決勝はセーフティーカーが2周目まで先導する事になり、81周のレースがスタートした。スタートドライバーはラルフ・ファーマン。硬めのタイヤを選択したため、序盤はペースが上がらず、最後尾までポジションを落としてしまう。しかし、すぐにタイヤが暖まり5周目にはこのレースのファステストラップをたたき出す。マシンバランスは非常に良かったが、前車を抜くまでには至らず、膠着状態が続いた。30周を過ぎたあたりから徐々にルーティンのピットインをするチームが増え、45周目には暫定でトップに立った。マシンバランスは相変わらず良く、予定のピットインを先延ばしして、48周目に松浦孝亮に交代。ピット作業は非常に速く、10番手でコースに復帰する。松浦のタイヤはソフト。54周目には9番手にポジションアップするものの、柔らかめのタイヤを履くとオーバーステアの症状がウィンターテストの時から出ていて、松浦はそれに苦しめられ、コースにとどまる事が精一杯だった。一時ポジションを11番手まで落としたが、粘り強い走行で、9番手までポジションを上げて幸先良いポイントゲットとなった。

鈴木亜久里監督のコメント
「序盤のタイヤの暖まりが良く無かったけど、ファステストラップも出せたのでマシンバランスは良くなってきていると思う。今年は戦える手応えを感じた。同じホンダのHSV-010がこのレースをワンツーでフィニッシュしたので、今年のHSV-010の戦闘力は凄く高いと思う。ARTAも早く優勝出来るように頑張りたいと思います。」

佐藤真治エンジニアのコメント
「ファステストラップを記録出来たのを見ても分かるように、マシンバランスは非常に良いです。しかし、スタートでタイヤにうまく熱が入らなかったのと、後半軟らかいタイヤを履いた時のオーバーステアの症状が解消出来ていないので、その原因を調べて次のレースに備えたいと思います。」

ラルフ・ファーマン選手のコメント
「マシンバランスは非常によくて、ファステストラップを記録した事でも証明出来たと思う。まだまだ課題はあるものの、昨年の状態から脱出し、表彰台の常連になれるようなところまで持っていきたい。非常にポジティブな気持ちなので次のレースが楽しみになってきました。」

松浦孝亮選手のコメント
「軟らかいタイヤを履くとオーバーステアが出てしまう症状は、ウィンターテストの時からあって、後半のレースはそれに苦しみました。コースに留まるのがやっとで、なんとかチェッカーを受ける事が出来てホッとしています。しかもポイントも獲得出来ましたので、次までにマシンを見直し、表彰台を狙っていきたいです。」

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