2011 AUTOBACS SUPER GT Rd.6
FUJI GT 250km RACE, Final Race 2011.9.11
AUTOBACS RACING TEAM AGURI Race Report
8 ARTA HSV-010
マシン良くも、ECUトラブル
午前の走行は雨が降り始めたためウェットタイヤのスクラブと、適正なウェットタイヤの選択のみ行い、コンディションが不安定だったため、マシンのセットアップを進める事は出来なかった。
スタートドライバーは武藤。スタートでポジションアップを狙っていた武藤だったが、周りのスタートも良くポジションキープとなった。順調に周回を重ねていった武藤は14周目前車を攻略し5位にポジションを上げた。しかし、その周のAコーナーで突然のコースアウト。武藤はステアリングが切れない状態でAコーナーを真っ直ぐ行ってしまった。幸いにもマシンはクラッシュせず、コースに復帰する事が出来たが、ステアリングが切れない状態が続きヘアピンコーナーでマシンを止めた。パワーステアリングのスイッチを切り、なんとかピットまで戻る事が出来た。ECUを交換したが、まだ症状が収まらず再度交換して症状が直った。その後の武藤のペースは非常に良かったが、この時既に4周遅れになってしまい勝負権を失ってしまった。小林に交代した後もペースが良かったので、パワーステアリングのトラブルは非常に悔やまれる結果となった。
鈴木亜久里監督のコメント
「そこそこ良いタイムで走れていたし、ドライバーも上手くレース運びが出来ていただけに、ステアリングのトラブルが出たのは残念。でも、予選が良ければ上位に入れる手応えがあったので、良いところを上手くつないでいければ上位に入れると思うので、次回も頑張ります。」
伊与木エンジニアのコメント
「武藤が頑張って序盤に5位までポジションをあげてくれたが、ステアリングが反応しなくなるトラブルが出てしまった。ECUを交換したが1個目に不具合があり、もう一度交換した。この時点で周回遅れになってしまってドライバーには申し訳ない事をした。ラップタイムが良かったので、トラブルが無ければ表彰台も見えたレースだけに悔しいです。」
武藤英紀のコメント
「久々に前からのスタートだったので、スタートで前車を抜けるように意気込んでいきましたが、抜く事は出来ませんでした。しかし、バランスは良く、14周目に5位に上がる事が出来ましたが、その直後のAコーナーで突然右にステアリングを持っていかれてコースアウトしてしまいました。その後は直ったかと思ったら、急に重くなったので、コース脇にマシンを止めました。ピットからの指示で、パワーステアリングのスイッチを入れ直してなんとかピットに戻る事が出来ました。ECUを2度交換してコースに復帰しましたが、既に周回遅れになっていました。その後のペースが良かっただけに非常に残念なトラブルでした。でもマシンを壊さずコースに復帰出来て良かったです。僕たちのマシンはスピードもあるし、決勝でもバランスが良いので、次回は結果につなげたいです。」
小林崇志のコメント
「残念なトラブルにより、勝負権を失ったレースですが、次戦に向けてタイヤやマシンのバランス確認を行いました。あえてリスクを冒す必要もなかったので、300クラスの処理では少々ロスをしてしまいましたが、オートポリスに向けて良いデータが集められたと思います。手応えは感じているので、次回は結果を出したいです。」
AUTOBACS RACING TEAM AGURI Race Report
43 ARTA Garaiya
結果出ずも、次戦に光明
決勝はどんなコンディションになるか分からなかったので、午前のフリー走行は雨やドライに対応出来るようにセットの確認を行った。スタートドライバーは高木。午前の走行では雨が降っていたが、決勝までに雨は止み完全なドライコンディションでスタートが切られた。
スタートでポジションをひとつ上げた高木だったが、ストレートスピードが速いFIA GT車両に抜かれてしまい、ポジションダウンしてしまう。コーナーでは詰める事が出来るものの、ストレートで離されてしまう歯痒いレース展開だ。一度FIA GTに抜かれると抜き返すのは難しく辛抱のレースとなった。硬めのタイヤをチョイスしたチームはルーティンのピットインを遅らせる作戦だったが、ペースが上げる事が出来ないので24周目には松浦に交代した。コースに復帰した松浦は、4つポジションを上げ、ピットイン前の12位までポジションを上げチェッカーを受けた。
鈴木亜久里監督のコメント
「ARTA Garaiyaが前に行くにはレギュレーション的に厳しいね。マシン自体は悪くないし、ドライバーもチームもこんなにパフォーマンスが良いのに前に行けないのはどうしようもない。雨が降るなど、マシンの性能差が出にくい状況にならない限り勝つのは難しいね。でも僕たちは全力を尽くしてチャンスを見つけるよ。次回のオートポリスでは皆を驚かせる事が出来るように頑張ります。」
佐藤エンジニアのコメント
「ラップタイム自体は凄く良かったのですが、FIA車両に前に行かれてしまうと、自分達のペースで走れないので、ポジションを回復するのは難しかったですね。次戦までにマシンの性能アップも含めて解析していきたいです。」
高木真一のコメント
「タイヤは凄く良くて、予定通りのパフォーマンスを発揮してくれました。でも、ストレートが遅く、単独ではタイムが出せたとしても、FIA車両が前にいるとペースを上げられないし、抜く事も出来ない。それで多くの集団に飲み込まれ、最後までそのポジションで走らざるをえなかった。富士のようなパワーサーキットでARTA Garaiyaが勝負するのは難しいかも知れませんね。オートポリスはまだ差が出にくいと思うので、なんとか前に行けるように頑張ります。」
松浦孝亮のコメント
「高木さんがスタートした後のストレートスピードを見ていて、レースが接戦になった時に苦しいのは分かっていました。マシンのバランスは良いのに徐々に順位を落としてしまいましたが、なす術がありませんでした。ストレートだけで約0.5秒も差をつけられてしまうので、レギュレーション的な部分で僕たちが勝つのは難しいかも知れません。でも、オートポリスは自分達に向いているサーキットであると信じて準備をしていきたいです。」
Official Web Site : ARTA Project
Official Twitter : ARTA Official
