ヨーロッパで行われているフォーミュラカーレース、AUTO GPの今季開幕戦モンツァは23日、決勝レース1が行われ、佐藤公哉(ユーロノバ)が2位表彰台を獲得した。
2010年にシリーズが始まり、昨年までA1グランプリで使用されていたシャシーを活用して争われていたAUTO GPは、今季から新シャシーを導入。WTCC世界ツーリングカー選手権第1戦モンツァのサポートとして開幕戦が行われている。
今季からAUTO GPには、ビンツェンツォ・ソスピリ率いるユーロノバから佐藤、そして黒田吉隆というふたりの日本人ドライバーが参戦するが、ふたりは2回のフリープラクティスから好調ぶりをみせ、黒田は2セッションとも3番手、佐藤は4番手、2番手を得ると、予選では佐藤が6番手、黒田が7番手となった。
迎えた23日の決勝レース1では、佐藤が素晴らしいスタートを決め3番手に浮上。フロントロウからスタートしたリカルド・アゴスチーニ(マノー)、セルジオ・カンパーナ(イビザ)とバトルを展開。アゴスチーニを攻略し、2番手を得た。
佐藤はピットストップも成功させ、そのまま初レースで2位表彰台を獲得。一方の黒田は6番手を走行し、表彰台も見える戦いを展開していたものの、ピットストップで遅れ11位フィニッシュとなった。
レース2は日曜の朝から行われる予定で、佐藤は7番手、黒田は11番手からスタートする。