BMWは18日、2014年からDTMドイツツーリングカー選手権で使用するベース車両を、これまでのM3から、M4クーペにスイッチすると発表した。
このM4は、BMWの新たなクーペモデルである4シリーズのMバージョン。これまで3シリーズのとして発売されていた3シリーズクーペ、カブリオレが、新たに4シリーズとなる。18日、BMWは『BMWコンセプトM4』をアメリカのペブルビーチで開催されたコンクール・デレガンスで発表したが、この場で来季からDTMのベース車両を、これまでのM3からM4にスイッチすると明らかにした。
BMWは2012年からDTMに復帰し、初年度でブルーノ・シュペングラーのドライバーズタイトル、マニュファクチャラーと2冠を獲得。今季もマニュファクチャラーでは首位につけている。
「我々は新しいBMW M4 DTMのスタイリングを楽しみにしている。BMWコンセプトM4の外観は実にファンタスティックだ。だから来季に向けて、大いに皆さんを楽しませることができると約束できる」と語るのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。
「BMW M3 DTMは2012年の復帰初年度からタイトルを獲得することができた。我々はM4が、この成功したマシンに続くことを願っている」
来季から日本のスーパーGTと車両規定を統一するDTMでは、2014年にBMWの他にもベース車両をスイッチするメーカーがいるのではないかと噂されている。この車両規定の場合、ベース車のスイッチもこれまでに比べて比較的容易となっており、ドイツメーカーの積極的なマーケティングへの活用の好例と言えそうだ。