今季、スーパーGT300クラスにニッサンGT-RニスモGT3で参戦するOGT! Bonds Racingは12日、ふたりめのドライバーとして折目遼を起用すると発表した。
2012年まではGT500クラスにクラフトとして参戦した同チームだが、今季は名称を一新しOGT! Bonds RacingとしてGT300クラスにスイッチすることを2月3日に発表。しかしその際はドライバーとしてイゴール・スシュコの起用を明らかにしていたものの、もうひとりのドライバーはこれまで明らかにされていなかった。
OGT! Bonds Racingでは2月11日に富士スピードウェイで13年型ニッサンGT-RニスモGT3のシェイクダウンを済ませ、16日から岡山国際サーキットで行われる公式テストに臨むことになるが、テストを控えた12日、ふたりめのドライバーが決定することになった。
スシュコと組むことになったドライバーは、GT300クラスで6シーズンの経験をもち、3度の優勝実績をもつ折目。折目は2012年にはフォーミュラ・ニッポンに参戦、シーズン途中からはTeam SGCとともにGT300クラスに復帰したが、今季に向けTeam SGCは活動を行わないことを決定、折目はシートを探していた。
新たにニッサンGT-RニスモGT3という強力なマシンを駆ることになった折目は、「残念ながらTeam SGCの撤退により突然シートが無くなると言う状況の下、ここに至るまでかなり不安な時期を過ごす事になりました」と自身のブログ(http://ameblo.jp/ryo-dream-1/)に綴っている。
「そんな中、Bonds Racing橋本祥之代表のお力添えによりチームのメンバーに迎え入れて頂いた事に、本当に感謝しています。しっかりと自分の役割をこなし、チームに貢献する事で恩返しできるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った折目。
経験豊富な折目とポルシェカレラカップで実績を残してきたスシュコのコンビ、半導体の世界的企業であるフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンのバックアップと、OGT! Bonds Racingは強力なメンバーを揃えGT300に登場することになりそうだ。