更新日: 2018.02.16 11:20
DIJON Racing、SGT第5戦で今季最高位の15位
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2012 AUTOBACS SUPER GT 第6戦 FUJI GT 300km RACE
スーパーGT 第6戦 富士スピードウェイ レースレポート
マシン DIJON音々CALLAWAYワコーズED
ドライバー Takamori博士/密山祥吾
参戦クラス GT300
予選Q1:18位(1‘42.442/密山祥吾)
決 勝:15位(1:48'28.729/60周)
開催日 予選:9月8日/決勝:9月9日
天 候 予選:曇り/決勝:曇り
路 面 予選:ドライ/決勝:ドライ
入場者 予選:18,200人/決勝日:33,800人
2012年SUPER GTシリーズ第6戦『FUJI GT 300km RACE』が今シーズン2度目の開催となる静岡県の富士スピードウェイで開催された。
(公式練習)
午前中に行われた公式練習が9時40分から1時間50分間にわたって行われ、まず密山がセッティングやタイヤのマッチングの確認を中心に走行を重ねた。
このセッションのベストタイムは1'43.027。
しかし今のセッティングではリアのメカニカルグリップが不足しており、特に最終セクションが厳しい状態。
これを解消すべくセッティングやタイヤマッチングをいろいろと試みながら精力的に周回を重ねる。
その後Takamori博士に交替し、現在のマシン状況の最終確認を行った。
Takamori博士は『予選までにセッティングを事前テストの状態に戻した方が良い』と現状を評価。密山も『リアタイヤが滑るのを何とかすればタイムアップは可能』とのコメントから予選Q1は問題点を解消すべく、セッティングを変更して挑む事となった。
(予選)
午後に行われた公式予選、今回はノックアウト予選が採用された。予選ドライバーの出走順序はQ1=密山祥吾、Q2=Takamori博士が担当する事となった。
14時00分、15分間にわたるGT300クラスのQ1が開始。このQ1では上位16台のマシンがつぎのQ2進出を果たす事になる。密山、セッションが始まってすぐにコースイン。
密山は最初のアタックで1'42.442を出してこの時点でのトップタイムをマーク。更なるタイムアップを目指していたが、ABSセンサー異常により直後の1コーナーで激しくタイヤがロック。これによりフロントタイヤが酷く損傷してしまう。これ以上のアタックは危険との判断から、止むを得ずピットイン。
予選は予選用にマーキングされたタイヤしか使用できないレギュレーションの為、タイヤトラブルが発生してしまうと交換しての再アタックができない。
よってDIJON音々CALLAWAYワコーズEDの予選Q1セッションはこれで終了。あとはライバル勢のタイムを眺めるだけのもどかしい状況となってしまった。
一時はGT300トップに付けていたが、ライバル勢のタイムアップにより順位は大きく後退。最終的にGT300クラス18位となり、残念ながらQ1突破はならなかった。
(フリー走行)
決勝日、午前中に行われたフリー走行でDIJON音々CALLAWAYワコーズEDは僅か30分の短い時間に於いて、決勝レースに向けたマシンチェックをはじめとした多くのメニューをこなすべくTakamori博士、密山共に精力的に周回を重ねた。
このセッションでは密山が1'43.791をマークしGT300クラス18位で終了。
フリー走行終了後に行われたサーキットサファリのセッション終盤、ギアが入らないトラブルが発生。クラッチトラブルが原因であったがメカニックの素早い作業により、スタートまでには修復が完了した。
(決勝)
スターティンググリッドにマシンが並ぶ頃には日差しも強く照りつけ、気温29度、路面温度45度というコンディションの中、14時00分のスタート時刻を迎えた。
今回のスタートはTakamori博士が担当。
レース距離が300kmであるため今回DIJON RacingではTakamori博士が序盤にショートスティントを、密山が後半ロングスティントを担当するという戦略だ。
レースは序盤から接触やペナルティ等が多く、荒れた展開となっていたがTakamori博士はスタート後から持ち前の堅実なドライブで周回を重ね、徐々に順位を上げて一時は12位まで浮上。
そして作戦通り26周を終えてピットイン。タイヤ交換、給油作業を行い密山にドライバーチェンジ、18位でコースに復帰。
その後密山はギアが入りにくくなるトラブルを抱えながらも、1分45秒台のペースをキープし周回。そして60周を終えてチェッカーフラッグを受けた。
DIJON Racingはこのレースを今期ベストリザルト更新となるGT300クラス15位でこのレースを終えた。