2009年からスーパーGTとDTMドイツツーリングカー選手権との間で進められているGT500マシン/DTMマシンとの車両規則統合に関する協議。GTアソシエイションの坂東正明代表は、近日中に調印式を行うことを明らかにしつつも、「ある一定のところまで合意はできているものの、まだ不満に思っているところがある」と詰める部分があると明らかにした。

 スーパーGTとDTMとの車両規則統合については、これまで継続的に交渉が行われており、オートスポーツwebでも既報のとおりモノコックの寸法統一化やウイングなど共通パーツを使用することが大筋で決まっている。

 これについて坂東代表は、スーパーGT第7戦オートポリスの決勝日に行われた記者会見で「車両規則は基本的な合意に至っている。あとはレース母体としてのITRと我々のレース運営の部分での契約内容、アジアでのレース開催についての主導権のあり方、カレンダーだったりを詰めていく」とほぼ詰めの段階に来ていることを明らかにした。

 また、今回合意を目指している車両規則に則って2014年から変更されるスーパーGT500クラスの車両規則が発表される予定で、エンジンについてはDTMでは2016年まで現在の規定が使用されるため、もしDTMマシンでスーパーGTに参戦する場合は、性能調整を用いて参戦できる考えを明らかにした。

 その上で、「レクサス、ニッサン、ホンダに対して、参加に対するものをしっかりして台数も確保しなければならない。コストが安くなる分、その分はプロモーションにまわしてもらって、営業戦略に寄与できるモータースポーツにしたい」とスーパーGTの将来について語った。

 この規則合意については、近日中に東京都内でDTMを運営するITR、ドイツの自動車連盟にあたるDMSB、さらにドイツメーカーのモータースポーツ担当も来日して、「基本的に合意に至ったという調印式」をする予定だという。すでに会場も決定しているようだ。

 ただ、坂東代表は「スーパーGTのことを考えたら、DTMとの規則統合は大事なことだと理解している」としつつも、「ある一定のところまでは意思統一はできているが、いくつか不満に思っているところがある。今のまま行ったら話が終わる可能性もある」と釘を刺した。このあたりはレクサス、ニッサン、ホンダ等のスーパーGT参戦メーカー、またJAF日本自動車連盟との協議など、スーパーGTの未来を良くするための協議がギリギリまで展開されることになりそうだ。

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