フォース・インディアは、F1マレーシアGPでダブルリタイアを喫する原因となった『キャプティブ・ホイールナット・システム』を今後も継続する意向を明らかにした。

 チームは、日曜の決勝レースでピットストップ時に作業トラブルが発生し、ポール・ディ・レスタとエイドリアン・スーティルがともにリタイアに追い込まれた。チームはこのトラブルが、“キャプティブ・ホイールナット・システム”によって引き起こされたと説明している。

 このシステムの構造は、タイヤ脱着時に外れたナットがホイールガンに移る仕組みではなく、ホイールリムに留まるかたちになっている。これ自体は、ピットストップにかかる時間を最小限にするために開発されたもので、チームは次の中国GPまでに新しく設計を見直すことを明らかにした。
「古いシステムに戻すことはない」と、チーム副代表のボブ・ファーンリーが語っている。
「すでに今、エンジニアリングがファクトリーに戻って調査を行っているので、中国で問題になることはない」

「我々に後退は許されない。問題を解決し、開発を続ける必要があるのだ」
「現在は多くのチームが4秒未満のピットストップを行っている。従来のやり方に戻せば、それはプラス4を意味するんだ」

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