フォース・インディアは、メルボルンの開幕戦を欠場するのではないかとの一部報道を否定し、次回のバルセロナテストには参加する予定であると主張した。
今年もニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスを走らせるフォース・インディアは、先月21日に主要スポンサーの本部があるメキシコで、2015年マシン『VJM08』の新たなカラーリングを発表した。
彼らは、今年1月からドイツ・ケルンにあるトヨタ・モータースポーツの風洞を使用、そこで新車の開発をさらに押し進めるとして初回のヘレステストに参加しないことを明らかにしている。
ただ、インドの富豪ビジャイ・マルヤが率いるチームは常に財政難の噂がつきまとっており、ここ最近も資金不足からトヨタ風洞の使用停止やサプライヤーへの未払いがあるなど、テスト以前に開発もままならない状況にあると噂されていた。
またドイツメディアは、彼らが新車のモノコックを持ち合わせていないと報じ、開幕戦のオーストラリアを欠場する可能性があると伝えている。
しかしながら、フォース・インディアはこの噂を強く否定し、バルセロナから合流する予定だとコメントした。
「我々は間違いなくメルボルンにいるし、今もバルセロナテストを計画している」と、チームのスポークスパーソンがSky Sport Newsに語っている。
チームは昨年、マクラーレンとコンストラクターズ争いを繰り広げ、ランキング6位を獲得。マルヤは、今シーズンの目標に複数回の表彰台を挙げている。